明治安田生命Ｊ２リーグは4日に第16節の11試合が行なわれ、首位の札幌が千葉と2-2で引き分けに、2位の町田は徳島に1-0と完封勝利を収めている。
首位を走る札幌はホームに千葉を迎えた。6連勝中の勢いそのままに主導権を握ると思われたが、20分までに千葉に2点リードを許す苦しい展開に。それでも38分に内村 圭宏の4試合連続となるゴールで1点を返すと、72分には、直前に途中投入されたヘイスが値千金の同点弾。その後逆転を目指したがゴールを割れず、2-2で引き分けている。
2位の町田は3試合負けなしの徳島と対戦。前半アディショナルタイムに鈴木 孝司の2試合連続ゴールが決まり先制に成功する。結局このゴールが決勝点となり徳島に1-0で勝利。2連勝を飾っている。
Ｃ大阪vs讃岐は終了間際にドラマが。後半に入って逆転した讃岐は2-1で迎えた後半アディショナルタイム2分、松田 陸にゴールを許し同点とされてしまう。しかしその2分後、西 弘則が2試合連続となるゴールを叩きこみ3-2に。西の劇的決勝ゴールでＣ大阪を下して9試合ぶりの白星を飾っている。群馬と対戦した愛媛も鮮やかな逆転劇を見せた。0-1で迎えた前半アディショナルタイム、河原 和寿がPKを落ち着いて決めて同点とすると、さらに58分、この日先発の阪野 豊史のゴールで2-1に。最後まで群馬の攻めを凌いだ愛媛が逆転勝利を収めている。
6位の岡山はホームに熊本を迎えての一戦。24分に田中 奏一のゴールで先制したが、51分にアンデルソンに同点ゴールを決められてしまう。しかし65分、矢島 慎也がPKのチャンスをしっかりと決めて勝ち越し。U-23日本代表から帰還した10番の決勝点で2-1と熊本を下し4位に浮上。一方の熊本は復帰後初ゴールをマークするも連敗が続いている。
松本は岩間 雄大と當間 建文のゴールで2-1と北九州に勝利。3連勝で順位を1つ上げて3位に。長崎は永井 龍のハットトリックなど4得点を挙げて岐阜に4-2で快勝。前半だけで両チーム6ゴールが決まる乱打戦となった。
2連敗中の山口はホームで東京Ｖと対戦。前半にエースの岸田 和人が一気に2ゴールを挙げてリードを奪うと、後半開始直後に1点を返されたが、アディショナルタイムに庄司 悦大の2試合連続ゴールが飛び出し、東京Ｖに3-1と勝利を収めている。
京都は14分、エスクデロ 競飛王の移籍後初ゴールで金沢から先制点を奪取したが、58分に山﨑 雅人に同点弾を押し込まれて1-1に。その後も金沢の粘り強い守備を打ち破ることが出来ず、1-1で引き分けて連勝が3でストップ。
山形は横浜FCと0-0のスコアレスドローに終わるも8試合負けなしを継続。前節8得点を挙げて大勝した清水だったが、この日は攻撃陣が鳴りを潜め水戸と0-0で引き分けている。
■試合データ
岐阜vs長崎
岡山vs熊本
山口vs東京Ｖ
山形vs横浜FC
松本vs北九州
水戸vs清水
町田vs徳島
Ｃ大阪vs讃岐
金沢vs京都
札幌vs千葉
群馬vs愛媛
