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【Jユースカップ2回戦レポート】点差ほどの開きはなかった「実力差」(03.12.22)

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2003年12月21日開催
Jユースカップ2回戦
ジェフユナイテッド市原ユース 3-0 川崎フロンターレU-18


 2年連続で4強入りを果たしている伝統勢力の市原が、初の決勝トーナメントで8強入りを果たした新興勢力の川崎を迎えた一戦。市原はトップチームと同じ3バックシステム(登録上は4バック)を採用。対する川崎は同じ3バックながら、ほぼフラットに3人が並ぶシステムを採用していた。この試合で面白かったのは、両チームのベンチ裏に陣取ったサポーターによる応援合戦。前日の天皇杯でも激突したサポーター同士だけに、ここでもヒートアップ。市原サポーターからは「5−0!」コールまで飛び出していた。

 試合開始当初こそ川崎も攻勢に出ていたのだが、17分から様相は一変した。後方から蹴り込まれたロングボールを負傷欠場した鈴木に代わって先発した1年生の伊藤が巧みな「落とし」。これを「最近シュートの意識が増している」(市原・井上監督)という半田が豪快に蹴り込んで、市原が先制。市原はこれが2本目のシュートでそれまでの時間帯が巧くいっていたとは言い難い。しかし、1、2年生が殆どの川崎にこの一撃が与える動揺は大きかったのか、以降は市原の攻勢が続く時間帯となる。トップに張る3年生の菊池をポストに使いながら、高い技術を持つ半田、伊藤、川淵、小西といった選手達が絡む攻めで川崎を脅かし、23分、30分、42分には決定機も作ってみせたが、これが決まらない。対する川崎は都倉・岩舘の2トップを活かそうという意図は見て取れたものの、肝心なところでミスが出る展開。市原の3バック、GKを焦らせるには至らず。前半のシュート数は市原4本に対して、川崎2本。どちらも攻めに関しては不完全燃焼感が漂う「1−0」で前半終了となった。

 後半6分、市原は菊池の巧みなポストプレーからボールを受けた右サイドの小泉が一気呵成に右サイドを長距離踏破。振り抜いた右足シュートはGK板倉のニアサイドを豪快に突き破り、2−0。観衆の多くが「勝負あったか」と思った瞬間であったのだが、ここから試合は意外な展開を見せることとなる。井上監督はこの後の展開を「2点入った後、守りに入っちゃう」と試合後にぼやくこととなる。

 「守りに入った」市原を、良い意味で開き直った印象のある川崎が押し込む。8分には初の決定機を得るが、斉藤のシュートはDF竹田が身体を投げ出してブロック。12分、岩舘の弾丸ミドルはGK塚原がファインセーブ、19分、都倉のヒールパスから抜け出した安藤のシュートは枠を外れる。この後も川崎がパワフルな2トップを利して何とか1点を奪おうと攻勢に出るも、市原は体格で劣るWストッパーがその2トップに食らい付き、その後方で秋葉がカバーする形を採る守備陣が頑強に抵抗。井上監督が「あそこで失点しなかったのが勝因」と胸を張った見事なディフェンスの前に川崎も20分以降はチャンスらしいチャンスを作ることができず。そして、迎えた35分。長かった「冬」を耐え忍んだ市原に光明が射す。八角のCKをフリーで待っていたのは秋葉信秀。冷静にゴール隅へとコントロールされたヘディングシュートが決まり、決定的な3点目が市原にもたらされることとなった。このゴールは後半の市原における2本目のシュートだった。川崎は39分に放った落合の見事なボレーシュートまでもGK塚原の好守にあって、決まらず。結局、3−0で試合終了のホイッスルを聞くこととなった。

 試合後、井上監督が「互角やったと思います」と振り返ったように、「差」はあっても点差ほどではないという印象を受けた試合だった。敗れた川崎は1,2年生がスタメンの大半を占めるチームであるだけに、来年以降の更なる躍進に期待したいところである。他方、勝った市原は3年連続のベスト4となった。次の相手は昨年の大会でも対戦した清水エスパルス。興味深い試合となりそうである。

2003.12.22 Reported by 川端暁彦

以上

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