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【J2:第26節 山形 vs 京都 プレビュー】前監督が指揮する京都をホームに迎える山形は、前半の決定力が勝敗のポイント(04.08.08)

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8月8日(日)J2 26節 山形 vs 京都(18:00KICK OFF/山形県)
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 第3クールに入り、2勝1分け。押されている時間帯が多いことを考えれば「しぶとく勝ち点を拾っている」と言える山形が次にホームに迎えるのは、今季2連敗を喫している京都。五輪代表に招集された松井大輔がいないことが過去2試合とは違っているが、山形にとってはそれ以上の違いを感じながらの試合となる。それは、京都の指揮を執るのが前監督の柱谷幸一監督だということ。
 
 京都・柱谷監督は昨年まで3シーズン、山形で指揮を執っていた。柱谷監督にとっても、山形が指導者として最初のキャリアだった。その最初の年、2001年には、J2最終節まで昇格争いを演じたことで、山形県民の眼をモンテディオ山形というチームに一気に引き寄せた。その効果は、チームを資金的に支える後援会員数や観客動員数の増加となって如実に現れた。その後の2シーズンは成績が振るわなかったが、柱谷監督退任のニュースに心を痛めたファンやサポーターが多かった。

 今季の直接対戦は、山形が1-3、0-3といずれも点差がついた形で2連敗している。第4節は試合内容はほぼ互角ながらゴール前の決定力の差が明暗を分けた。第15節はキックオフ直後の山形の猛攻を凌いだ京都が、返す刀で前半だけで3点をあげ、後半はしっかりと引いて守りきった。いずれも前半の早い段階で京都が得点し、試合の主導権を握られている。警戒していた崔や黒部に得点を許している点も共通している。
 
 今回も前回の対戦同様、山形は前半から積極的に仕掛けて来るだろう。先制した上でゲームをコントロールする展開に持ちこみたいところ。そのためには、チャンスでいかに決めきれるかが課題となる。中盤の永井、高橋を怪我で欠く苦しいやりくりが続く中、山形の戦いぶりに注目したい。

 柱谷氏が監督に復帰してからの京都は4勝2分2敗。しかし、第3クール以降は1勝2分けと、決して満足できる結果ではない。攻撃の破壊力を多少犠牲にしても、まずは守備の立て直しを重点的に行なう戦術は徐々に機能してきているように思われたが、最近2試合の引き分けを見る限り、昇格へ向けた猛チャージが始まるには、もう少し時間が掛かりそうだ。

 4位・山形と7位・京都の勝ち点差は3。京都にとっては、負ければ昇格争いから大きく離されることに加えて、お得意様になりかけていたチームに指揮官交代を機に足元を救われたとなると、そのダメージは大きいものとなる。京都により大きなプレッシャーが掛かる試合となるだろう。

 モンテディオ山形では、夏のナイトゲーム3試合を対象に「サマーエキサイティングナイトゲーム」を開催中。今節もその対象試合となっている。専用のチラシを持参して大人2名以上で自由席当日券を購入すると割り引きが受けられる他、入場の際に検印スタンプを押してもらい専用はがきで応募すると、抽選で「モンテディオ山形レプリカユニフォーム+後期公式戦ペア招待券」などが当たる。

以上

2004.8.7 Reported by 佐藤円



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