8月7日(土)21:00キックオフ(日本時間)/北京
AFCアジアカップ−中国2004 決勝 日本代表 3-1 中国代表
<得点者>
前半21分 福西崇史(日本)
前半31分 李明(中国)
後半20分 中田浩二(日本)
後半44分 玉田圭司(日本)
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大会中、いろいろな意味で絶えず中国との戦いを強いられてきた日本。8月7日、ようやく実現した本当の「アウェイ」で最後には中国を黙らせた。アジアカップに参加している日本代表は、北京の工人体育場で中国と決勝を争い、3-1で勝利。最後にはトロフィーを掲げ、2大会連続3度目の優勝を飾った。なお、マン・オブ・ザ・マッチには川口、ベストイレブンには川口、宮本、中澤、中村の4選手、そして大会MVPには中村が選出された。
日本の先発メンバーは出場停止の遠藤に代わって中田浩が入った以外はこれまでと同じ。GK川口に最終ラインは右から田中、宮本、中澤の3人、右ウィングバックに加地、左に三都主。ボランチは福西と中田浩で、トップ下に中村が入り、2トップは玉田と鈴木が務めた。中国もいつも通り4−4−2だが、キャプテンのDF李偉峰は故障により欠場。あとはベストメンバーで、同じくケガで出場が危ぶまれていたハオ海東はスタメンに名を連ねた。
最終ラインの押し上げとサイドからの展開を基調に攻勢をかけてくる中国に、最初日本は戸惑いを見せる。立ち上がり7分には、中途半端なサイドの守備を突かれて決定的な場面を作られてしまう。対して、日本の攻撃では裏をねらうサッカーを展開するが、いまひとつ合わず。だが、こういうリズムを欠く試合で日本を救ってきたのがセットプレー。22分に中村のFKから鈴木が折り返すと、最後は福西がしっかりとゴールに沈め、日本が先制点を奪う。
これで少し勢いの出た日本だったが、中国のサイドアタックは止まらず。31分には、加地、田中の右サイドを突破した閏嵩が中に切り込みエリア内にパスを入れると、走り込んできた李明がゴール左すみに決めた。その後は一進一退の攻防となり、日本、中国ともフィニッシュに持ち込むも勝ち越し点は奪えない。
しかし後半20分、日本が再びセットプレーから勝ち越し点を奪い、ついに均衡が破れる。中村のCKからファーに詰めていた中田浩が押し込んだ。これで再びビハインドを背負った中国は孫継海を投入し、巻き返しを図るが効果はいまひとつ。高いラインを取りつつも、中盤のプレスが効いていないため、日本がボールを回す時間が増える。うまく攻撃の形を作れない中国はなんとか日本の左サイドを崩そうとするも、今大会の影のMVPこと中澤がその前に立ちはだかり、そこで止められてしまう。
逆に日本は終了間際、中村の「ねらっていた」というスルーパスから、同じく「ねらっていた」という玉田がGKをかわしてダメ押し点を奪う。見事なホットラインで勝利を確実のものとした。あとは終了のホイッスルを待つだけとなった。
重慶の酷暑、大会日程、ブーイング。日本の選手たちは様々な悪条件と戦いながら、ついにアジア王者の座を守り抜いた。レギュラー、サブとも本当によくがんばり抜いた。日本は試合をこなすごとに結束が強くなっていき、チーム一丸となってこのタイトルを勝ち取った。とりあえず、これでチームは一旦解散となり、すぐ先にはW杯予選が控えている。だが、それまでは、つかの間の休息を楽しみ、すべてを忘れて勝利の余韻に浸ってもらいたい。また、新たな戦いが始まるまでは。
以上
2004.8.8 Reported by スポマガ WORLD SOCCER
J’s GOALニュース
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