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【Jユースサハラカップ2005 決勝トーナメント準々決勝 レポート】長居第2陸上競技場で行われた2試合は共にPK戦で決着!(05.12.19)

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●12月18日(日) Jユースサハラカップ2005 決勝トーナメント準々決勝
神 戸 1(3PK1)1 名古屋
G大阪 1(5PK3)1 広島
決勝トーナメント表
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12月18日(日)、Jユースサハラカップ2005 準々決勝4試合のうち2試合が長居第2陸上競技場で行われ、共にPKで試合が決まるという拮抗した戦いを演じた。23日に同じく長居第2陸上競技場行われる準決勝には、神戸とG大阪の関西勢2チームが駒を進めることとなった。

寒いながらも快晴で、日差しの暖かさを感じた第1試合は神戸対名古屋の一戦。1回戦から登場の神戸は初戦で横河武蔵野を2-0で破り、続く2回戦は鹿島と1-1の末のPK戦。なんと9-8まで持ち込み、試合を制しての準々決勝進出だ。増田清一、柳川雅樹の両センターバックを中心とした固いディフェンスから両サイドをつかっての速攻が身上。一方の名古屋も青山隼や、吉田麻也といったディフェンス陣にタレントを揃える大型チーム。持ち味の似たチーム同士の戦いは、泥臭く勝負に徹した試合となった。
前半3分に、早くも神戸が先制。右サイドを崩し、上がっていたDF門健介を経由したボールを、この日左サイドで先発のピッチにたった中谷柾名が右足で落ち着いて決めて1-0とした。立ち上がりの得点に流れをつかむかと思われた神戸だが、この日長居で行われた2試合共に、そういう展開にはならなかった。前半36分、中央からつないだ名古屋がディフェンスラインを崩し、福島新太が放ったシュートは相手GK正面へ。しかし、これをGKがこぼしたところへ青山隼が詰め、右足で難なく押しこんだ。これで、同点。後半は名古屋の一方的な展開ながら決定機まで持ち込む事は少なく、PK戦へ。
PK戦は、神戸GK土井康平の独壇場。1本目、2本目を止めると、3本目はクロスバーが跳ね返すという運まで持ち合わせた。結果、神戸がPK戦を3-1でものにし、準決勝進出。
「うちのチームは泥臭いサッカーが持ち味。このチームでよかったなって思う」と言うのは2年生、俊足がウリの左サイド伊藤将大。この日はチャンスを演出することもなかったが、豊富な運動量で相手をかき回し「僕、もう1試合行けますよ!」と笑わせてくれた。落ち着いた3年生と、この2年生をはじめとする下級生たちのコンビネーションはなかなか勝負強いチームを作り出している。

そして、事実上の決勝戦と呼び声の高かったG大阪対広島の一戦も見応えのある試合となった。実に6人がトップ昇格を果たすG大阪と、昨年2冠のチームと比べるとやや小粒な印象もあるがまんべんなく選手の揃う広島。両チームとも今季は未だ無冠。共にU-18日本代表を複数擁し、11月末にAFCユース選手権予選突破を決めた段階からこの試合をにらみ、トレーニングを積んできた。
この試合も第1試合の残像か、と思われるような立ち上がり。試合開始1分、G大阪の長身センターフォワード岡本英也のシュートが決まるが、それ以降、前半は動きの少ない試合運び。だが、広島の森山監督は「ガンバのいちばんのストロングポイントである安田理大の左サイドを機能させなかった」と手応えを話した。1-0のG大阪リードで迎えたハーフタイム、両監督の思惑はこうだ。
G大阪・島田監督「前半のままいこう。いい戦いだった」
広島・森山監督「相手は守りの意識に変わってくる。1点を返した後でも、そうすぐにはたたみかけて来ないだろう。だからこそ後半立ち上がり1点を取りに行こう」
各々の思惑を反映した後半立ち上がり2分、広島が早々に追い付く。右サイドでDF2人に挟まれた柏木陽介が、右サイドバック中山修志のオーバーラップをおとりに使って、ペナルティーエリア内左サイドにいた木原正和へラストパス。木原がこれを右足ワンタッチで決め、広島は思惑通りに1-1の同点に追い付いた。
そして、ここからの戦いもほとんど広島・森山監督の狙い通り。G大阪はウラを狙ったカウンターをしかけるほかはなく、一方の広島は両サイドから時には中央からペナルティーエリア内に侵入。だが、歓声がため息に変わる。極めつけは試合終了間際の88分、左クロスを木原が落とし平繁龍一がフリーで持ったシーン。決定的な場面ながらシュートまで時間がかかり、結果的に力を欠いたシュートはGKにやすやすと弾かれた。
そして、第1試合と同じくPK戦へ。広島の2本目、G大阪の3本目。互いのGKは1本ずつシュートに触った。
「相手はそれを止めることが出来て、こっちはそれが入ってしまった。それだけのこと」と森山監督。「いちばん得意なキックを見せてくれ」と指揮官に言われてスポットに向かったG大阪は5人全員が成功し、PK戦を5-3で勝利を勝ち取った。
広島は試合の流れを完全につかんでいただけに、選手たちは涙と共にピッチに倒れ込んだ。
「俺の力不足だったかな。まとめられなかったのかも」とキャプテン槙野智章が言えば、「決勝まで後輩たちを連れて行ってあげられなかった」と柏木陽介。2人のトップ昇格選手は、先輩たちに数度、決勝の舞台へ導いてもらった。その経験を後輩たちにさせてあげられなかったことを悔やんだ。
勝利を手にしたG大阪イレブンの表情はほっと一息といったところ。「ここがヤマだと思っていたんで」と広島に勝利したことで頂上が見えてきたようだ。

準決勝は23日と同じく長居第2陸上競技場で。神戸は横浜FMと、G大阪は清水と対戦する。


以上

2005.12.19 Reported by 了戒美子

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●Jユースサハラカップ2005 決勝トーナメント準決勝
12月23日(金・祝)/長居2
神戸 vs 横浜FM(11:00キックオフ)
清水 vs G大阪(14:00キックオフ)
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