4月5日(水) 2006 J2リーグ戦 第7節
水戸 0 - 1 東京V (19:05/笠松/1,686人)
得点者:'84 平本一樹(東京V)
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84分、後方からのパスを飯尾が冷静に頭で落とす。そのボールを受けた平本が豪快に左足を振り抜くと、放たれたボールはゴールバーをかすめながらゴールネットを揺らした。この日、たった一度だけ東京Vが抜いた刃。だが、その一撃には水戸の息の根を止めるのに充分な鋭さがあった。
「いいゲームはできた」と水戸・前田監督は振り返る。前節、完敗を喫した横浜FC戦からメンバーを3人入れ替え、そしてシステムも4-4-2から秦をトップ下に入れる4-4-1-1に変更。「今日は普段より10m下がって守備をした」(前田監督)ことで、「相手のディフェンスが思った以上に引いていて戸惑った」と平本が話すように東京Vのパスワークを遮断することに成功。序盤の15分は速いパス回しに振られる場面も目立ったが、そこをしのぐと東京Vのパスは水戸DFライン前でこねくり回すだけとなり、カウンターの餌食となった。「相手もプレスが甘くなってカウンターでウチのペースになった」という高橋の言葉通り水戸の刃が東京Vを襲い続けた。
攻撃の起点となったのはトップ下に入った秦と右サイドの高橋。トップ下の位置から自在に飛び出す秦の動きを東京VのDF陣はつかまえられず、そして高橋が右サイドで鋭いドリブル突破でチャンスを量産。17分には秦からのパスを受けた高橋が好クロスを上げ、18分には右サイドをドリブル突破した高橋のクロスに秦が飛び込むなどゴールを割ることはできなかったものの、2人を中心に再三攻勢を仕掛けた。
後半に入っても水戸のペースで試合は進み、47分、61分、64分と高橋を起点にチャンスをつくり、迎えた78分、中盤で椎原がパスカット。そこからのスルーパスを受けた眞行寺がフリーでシュートを放ったが、ボールはゴール右へ。83分にもFKのこぼれ球を高橋が左足シュート。GKが一歩も反応できない鋭いシュートだったものの、ボールはわずか左へと逸れていった。
2度の決定機を立て続けに外して勝てるほど勝負の世界は甘くない。高橋のシュートからわずか1分後に訪れたたった1回の決定機を東京Vはモノにして勝利を得ることに成功したのである。勝負を分けた刃の鋭さの差。それを前田監督は「若さ」だと評した。「ウチの選手はゴール前で慌ててしまった。まだ若いですね。周りが見えていない」。昨年までJ1でプレーしていたチームとの経験の差が出てしまったという。
しかし、シュートまでの形、そしてゴールを目指す気持ちで勝っていたのは水戸であった。それはシュート数8対4という数字が証明していると言えよう。そして、前節「やろうとすることが何もできなかった」(吉本)という敗戦を喫したものの、しっかりと修正できたことにもチームとしての成長を感じる。4連敗、そして4試合無得点が続いているが、決してチームは後退していない。それだけに「横浜FC戦とみんなの気持ちが違った。でも、相手によって意識が変わっているようじゃダメ」と大和田が指摘する通り、この試合と同じ気持ちを次戦に持っていけるかが問題だ。
次節、対するは愛媛。ホームで圧倒的な強さを誇る相手に対してこの日のサッカーをすることができるか。この敗戦の意義の審判は次節に下されることとなるだろう。
以上
2006.04.05 Reported by 佐藤拓也
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第7節 水戸 vs 東京V レポート】ワンチャンスをモノにした東京V。水戸は攻め続けたものの、決定力のなさに泣く。(06.04.06)
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