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【J2:第40節 柏 vs 草津 レポート】新たな選手の活躍が第4クール初戦に勝点3をもたらした好試合。柏のJ1昇格への意欲が草津を上回る(06.09.17)

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9月16日(土) 2006 J2リーグ戦 第40節
柏 2 - 0 草津 (19:04/柏/7,814人)
得点者:'8 北嶋秀朗(柏)、'68 リカルジーニョ(柏)
★ハイライト&会見映像は【こちら】
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『J1に昇格するための戦い』をしている今季の柏レイソル。ゆえに、守り続けてきた首位の座を前節(vs横浜FC@三ツ沢)神戸に譲ってしまった柏にとって、第4クール初戦となる今節は、まさに『絶対に負けられない戦い』である。
上位チームには強いと言われながらも、仙台と横浜FCという上位を争っている2チームに2連敗。第1クールでの苦い経験である3連敗は、何としても阻止しなければならなかった。

これまで比較的、柏に対して引いて守ってくるのは下位チームであり、そんなチームに対する攻撃の仕方や気持ちの保持に波を生んでいた柏だったが、前節は3位の横浜FCが徹底して引いて守ってくる態勢に面食らい、結果として敗戦を喫した。J1昇格が具体化する第4クール、勝点1つ1つの重さが目の前に突きつけられた、そんな中2日で草津を迎えた久々のホーム戦。
雨が落ちるのではと心配された日立柏サッカー場の上空も、雲が浮かびながら明るめの空。キックオフ直前には、15時キックオフの神戸と14時キックオフの横浜FCが共に勝点3を増やした結果が出ていた。柏ゴール裏で勇ましく響くコールによっても、本当に『絶対に負けられない戦い』だと実感する。
そして迎えたキックオフ。MFディエゴが出場停止であるという今節いちばんの心配を含んで臨む柏の布陣は4‐5‐1。トップ下には、第25節の山形戦(7/1@山形県)以来2度目のスタメンとなるMF佐藤。そして4バックのサイドには「前節でも良かった(石崎監督)」と評価を受けてホームでの初スタメンとなるDF石川と、第37節の湘南戦(9/2@柏)での活躍を買われたDF蔵川。中盤アウトサイドの右には4試合ぶりにMF谷澤が入って、FW北嶋の1トップでスタートした。対する草津は4‐4‐2で、MF秋葉、DFチカ、MF鳥居塚の3ボランチにトップ下はMF島田という前節(vs山形@群馬陸)と同じ布陣。

『絶対に負けられない』という石崎監督の期待に充分に応えた今日の柏イレブン。草津のゲームメーカーMF島田も「選手一人一人の技術や判断や質の差を感じたし、ビルドアップするレベルを変えていかないとあのプレスには勝てない」と舌を巻いた。ボールを前へ前へと回し、前線からのプレスが実に良く効いていた今日の柏はまさに圧巻だった。
前半8分、MFリカルジーニョのFKをニアで受けたFW北嶋のヘディングがぴたりと決まった先制弾で、柏の勢いは加速する。「相手が3ボランチ気味だったので、石川と意識してあがっていくことが出来た」とDF蔵川が話したように最終ラインのDFも前へ中央へと攻め上がり、その後も得点チャンスを作った。シュート数を見ても、柏(前半9本、後半9本)の18本に対して草津は(前半2本、後半2本)4本と歴然だった試合展開は「完敗といっていいですね。我々があそこのプレッシャーをかいくぐる力がない限り、勝つことは難しい」とまで草津・植木監督に言わせた。「自陣でボールを取られることも多かった」と草津・島田が悔しがるほど、後半も草津陣内でも激しさを増す柏のプレス。そして後半23分には、FW北嶋がキープしたボールをDF蔵川が受け、中央にいたMFリカルジーニョが落ち着いて右足で決めて追加点。第4クール初戦を2-0と勝利で飾り、3試合ぶりの勝点3を聖地のホームでモノにした選手達からは安堵と笑顔の表情がこぼれた。

第3クールでの勝点が目標の25からマイナス6で終えている柏は、第4クールの11試合も『絶対に負けられない』戦いが続く。そんな中で攻撃の起点としても「これまではディエゴ経由が多かった(DF鎌田)」が、2試合不在の不安を払拭する今節の石崎采配は今後の収穫になったと言えよう。「昇格のために移籍してきたから」と「練習中から高い集中力で今季の石崎サッカーを習得しようと心掛けている」と話すMF佐藤が、FW北嶋を孤立させない距離に位置して「実戦で長い時間試すことが出来た」一戦。「(トップ下は)サイドよりかなりチャンスがある」とMF佐藤は振り返ったが、北嶋や鈴木達に李忠成などにしても、あと3〜4本ゴールが入ってもおかしくなかった。これは、「今後はトータルの得失点差も順位に影響が出てくる(石崎監督)」という第4クールならではの課題となる。
一方、草津も今月から移籍してきた「経験もありコーチング出来てタメも作れる(MF島田)」刺激剤のベテランMF秋葉効果が垣間見られ、今後に期待が募る一戦だった。


以上

2006.09.17 Reported by 脇本カオル
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