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【FIFAクラブワールドカップ準決勝:アメリカ vs バルセロナ レポート】横浜国際が沸騰。これぞバルサ。アメリカの抵抗むなしく、大本命が世界一に王手。(06.12.15)

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●TOYOTA プレゼンツ FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2006
2006年12月14日(木)19:20キックオフ/横浜国/62,316人
アメリカ 0-4 バルセロナ
得点者:エイドゥル グジョンセン (バルセロナ) 11' 、ラファエル マルケス (バルセロナ) 30' 、ロナウジーニョ (バルセロナ) 65' 、デコ (バルセロナ) 85'
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魅せて勝つ――。降りしきる雨の中、横浜国際競技場に詰め掛けた62,316人が、欧州王者・バルセロナの「技」に酔いしれた。「これがフットボールだ」。それを言葉ではなく、ピッチ上で見せ付けてくれた。

バルセロナと対峙したアメリカは、チームの支柱でもあるベテラン・ブランコがベンチスタート。「今日は相手からボールを奪うということを優先した。そう考えたときにブランコを先発で使うのは間違いだ」と試合後に明かしたルイス・フェルナンド・テナ監督。初戦の[4-3-3]から[4-4-2]への変更は、バルセロナのサイドをきっちりと抑え込むという狙いもあっただろう。バルセロナを前に、前線、中盤、最終ラインの3ラインをきっちりと保って守ろうとするアメリカ。しかしバルセロナはデコとイニエスタの舵取りと、右SBサンブロッタの機を見たオーバーラップで攻撃に流動性を生み、アメリカの守備バランスを崩した。

そして、先制点は早々に生まれる。11分、中盤でボールを受けたデコが左サイドから中央に入ってきたロナウジーニョに縦パスを入れると、ロナウジーニョはこれをヒールキックで華麗に捌く。さらにイニエスタからグジョンセンへとつながり、グジョンセンはバランスを崩しながらも巧みにゴールへと流し込んだ。思わずため息がでるような美しい中央突破だった。「早い時間に先制点を奪えたので、楽に試合を進めることができた」と自ら奪った先制ゴールを自画自賛したグジョンセン。さらに30分にはCKからCBマルケスが追加点を奪い、バルセロナは理想的な展開で前半を折り返す。

2点のビハインドを負ったアメリカは、FWカバニャスに代えて後半開始からブランコをピッチに送り出し、反撃を試みた。前半からバルセロナの高いDFラインの裏を虎視眈々と狙っていたクラウディオ・ロペス、中盤で孤立しながらも必死に突破口を開こうとしていたクエバス、そしてロナウジーニョと対峙しながらも積極的に攻撃にも絡んでいった右SBのカストロ。個々の奮闘は見せた。しかし、それだけではDFプジョルとGKバルデスが門番として立ちはだかるバルセロナの牙城は崩れなかった。

事実上の決着がついたのは65分。千両役者が試合を決める。デコのパスに抜け出したジュリがシュート。これはGKオチョアがなんとかはじいたが、ボールがこぼれたところが悪かった。拾ったロナウジーニョが冷静にゴール右隅へと突き刺し、アメリカの戦意を完全に断ち切った。

85分にロナウジーニョのパスを受けたデコが完璧なミドルシュートを突き刺して4-0。ロスタイムにはペナルティーエリアの外でボールを受けたロナウジーニョが、巧みなボールキープからループシュート。惜しくもゴールバーにはじかれたが、スタジアムにはこの日一番の歓声が沸き起こり、興奮は最高潮に達した。
敗れたアメリカのテナ監督はさばさばとした表情で「バルセロナは明らかに飛びぬけている」と完敗宣言。大本命のバルセロナが、完全勝利で世界一の称号に王手をかけた。

以上

2006.12.15 Reported by 寺嶋朋也(サッカー新聞エルゴラッソ編集部
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