●第86回天皇杯準決勝
浦和 2-1 鹿島
12/29(金)15:04キックオフ/35,782人/国立
得点者:40' 小野伸二(浦和)、69' 岩政大樹(鹿島)、82' ポンテ(浦和)
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●パウロ アウトゥオリ監督(鹿島)
「今日の試合では、我々がシーズン中に抱えていた課題と、いい部分が出た。立ち上がりは良くて、チャンスがありながらも決められない。自分たちがボールを保持している状況でミスをしてしまい、流れを失ってしまった。また攻撃の効率性ということでも、レッズのポンテが決めたのに対し、ウチは決められなかった。シーズン中の問題がそのまま出てしまった。ミスを少なくしたチームが勝ったのだと思う」
――1年間やってきて、日本のサッカー、鹿島に足りないと感じることは何だと思うか?
「まず、サッカーがプロになってからの年数を考えれば、まだ日本のサッカーは若いと思う。そんななか私は就任当初から競争力、効率性ということを言ってきたが、それはひとつの過程である。試合ではここぞという場面があるが、そこでミスをしないこと、集中力を切らさず持続できるかということは課題だと思う。ただ、それは積み重ねで解決できることだと思っている。
また、日本のサッカーはピッチ内とだけ考えられている。私が言う競争力の部分は、選手、現場スタッフだけのことではない。世界をめざしてやっていくなかで、選手の流動性、移籍の部分はもう少し改善しなければいけないと思う。もちろん交渉、契約ということもあると思うが、日本もチーム作りをうまく改善できれば、もう少し世界に近づけるのでは。あくまでも私個人の考えだが…。シーズンを通して目立ったのは選手のメンタルの弱さだった。リーグ戦でも上位をねらえるチャンスがあったし、あるいはナビスコカップを制覇するチャンスがありながら、もちろん今日も含めて、それが実行できなかったのはメンタルの弱さであって、そういった部分の評価を正しくし、改善しなければならない。そのためには外国人選手を加入させるだけでなく、国内の選手の入れ替えを増加させることも必要になる。選手個人の質が悪いということではなく、メンタルの強い選手、弱い選手を見極める判断が重要。それはサッカーの世界だけでなく、あらゆる競争力に打ち勝つための判断、ノウハウ、知識であり、そういった部分を改善したかったという気持ちがあった」
――いま言われたメンタルという部分については、監督を替えても、外国人を連れてきても改善は難しいということだが、ブラジルと日本はそもそも社会も違う。社会文化という視点で改めてメンタルの相違を総括してほしいのですが?
「まず、こんなに短い期間(1年)で日本の社会を判断することはできない。ただ、私が言えるのは、日本の会社のなかでも競争があり、優秀な人材を集め、そこで高い目的を持って世界のなかでやっていくというのが印象としてあるということ。日本がこれだけの国だということは、そこに人材があって、知識があって、それを行動に移す人がいるということの証明だと思う。しかし、企業のなかでできて何故サッカーのなかで、できないのかは私のクエスチョンである。それをやるためには、上(フロント)の人間から行動を起こすしかないのではと思っている。ただ、それをやるために、上のものが現場だけにそれを押し付けて競争力を高めろといってもしょうがないし、サッカーに携わる関係者全員で高めていかなければいけないと思う。
選手を大切にする、あるいはイメージを大切にすることも大事かと思うが、世界と戦うためにはそういったものを横に置かなくてはいけないと思う。大事なのはピッチのパフォーマンスだと思う。そこは改善しなければならないだろう。それと融合してメンタルということが必要だと思う。世界には技術的に優れてない選手でも活躍している選手がいるが、それはメンタルの強さからくるものではないか。その部分で若手が試合に出ているのは、今後伸びていく選手だろうし、そういった気持ちを私に伝えてきたからである。開幕戦で内田を先発させたときにはすごい反響があったと聞いているが、それは僕にとっては普通のことだった。そういったことをみなさんにも理解していただければと思う」
以上
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■第86回天皇杯決勝
1/1(月・祝)14:00キックオフ/国立
浦和 vs G大阪
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