11月23日(日)J2 第43節 福岡 vs 愛媛(16:00KICK OFF/レベスタ)
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レベルファイブスタジアムにアビスパ戦士が帰ってくる。公式戦を戦うのは27日ぶり。ホームでの戦いということでは34日ぶりのことになる。
リーグ戦がクライマックスに突入した中で迎えた約1か月のインターバルは、モチベーションやフィジカルの維持を含め、福岡にとっては非常に難しい期間だった。しかも、J1昇格の可能性を失ったことでメディアの取材は激減し、練習見学のサポーターも減り、雁の巣球技場の風景は、勝てないチームの現実を映し出していた。
しかし、選手たちは前を向くことを忘れなかった。まずは磐田、Honda FCとの練習試合を行った浜松遠征で自分たちの力を確認。スピードの変化と攻撃のバリエーションを増やすこと、プレーの細部にこだわりを持つこと、常に高い集中力を保つことをテーマにレベルアップを目指した。そして、15日に行われた大分とのトレーニングマッチでは、実戦さながらの激しいプレーを披露。難しい状況を跳ね返して、順調にトレーニングを積んできたことを示した。「いい準備ができている」と選手たちは口を揃える。
目指すのは3連勝でシーズンを締めくくることだ。「いつだってプロとして恥ずかしいプレーはひとつもできない。そういう気持ちを試合で見せないといけない。残された3試合の初戦を勝つことで、チームの雰囲気は一層良くなるはず。ひとつでも順位を上げたい」と篠田善之監督は話す。来年のための戦いではない。いまの福岡のサッカーの力を最大限に見せるために試合に臨む。ポイントとなるのは試合への入り方だろう。守備意識が強いあまりに試合の入り方が臆病だったり、立ち上がりの悪さから、いい準備を試合に反映させられない試合が続いているが、その流れを払拭することが最大のテーマだ。
一方、レベルファイブスタジアムに乗り込んでくる愛媛も、残り3試合を消化試合にする気は毛頭ない。順位は14位に低迷しているが、来年につなげるためにも、チームとしても、個人としても成長できる試合を目指す。それは勝つことに他ならない。前節の熊本戦後の記者会見で望月一仁監督(愛媛)は「やるからには残り全部勝つつもりで、Jの3年間の総仕上げとしてやりたい。思い切って戦える選手をグランドに送りたい」と話したが、チームを率いた過去3年間の積み重ねのすべてをぶつけるつもりで試合に臨む。
高い位置からのプレッシングと、奪ったボールを素早くゴール前へ運ぶのが愛媛の基本スタイル。アグレッシブに駆け上がる両サイドと、ゴール前に人数をかける攻撃の迫力は、14位に低迷するチームのものではない。熊本との対戦ではロングボールを多用されてラインが下がり、中盤に空いたスペースで2ndボールを支配されて自分たちのサッカーができなかったが、その修正は十分に施しているはず。中2週間で迎える福岡との試合ではフィジカル面でも問題はなく、チーム状況は万全のはず。福岡にとっては侮れない相手だ。
さて、互いに置かれている状況を考えれば、両チームともに負けない試合をすることには何の意味もない。求められているのは、残された試合で自分たちのサッカーを余すことなく表現すること。負ける心配をしながら戦うことではなく、積極的にゴールを目指すこと。勝利以外に求められているものはない。そんな両チームの戦いは、立ち上がりからアグレッシブに攻めあう展開が予想される。勝負を分けるのは、2ndボールをいかに支配するか、そして、攻守の切り替えをいかに素早くできるか。加えて、福岡には、恐れずに楔のボールを打ち込み、中央を起点にしたサイドへの大きな展開を期待したい。
そして、レベルファイブスタジアムで選手たちを後押しする福岡サポーターも、同じ思いでこの試合を迎える。目にしたいのは来年を見据えた戦いではない。目の前の試合に全力を尽くして戦う今の福岡の姿だ。そして、中村北斗は話す。「自分としては楽しいサッカーがしたい。そのためには勝たないと楽しいサッカーに結び付かないし、見に来てくれる人も楽しいと思って帰ってくれるサッカーをしたい」(中村北斗)。それは、スタジアムが一体となって戦い、勝利の雄たけびをともに挙げることでしかない。
J1昇格争いに絡むことなく目標を失ったシーズンの辛さは言葉では表現できない。しかし、どんな状況であろうと目の前の試合に全力を尽くすのが福岡スタイル。それをレベルファイブスタジアムで表現してほしい。
以上
2008.11.22 Reported by 中倉一志
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