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【J2:第43節 徳島 vs 鳥栖】レポート:前半45分がそのまま明暗につながった一戦。自分たちのアグレッシブなサッカーを実践した徳島がホーム最終戦を勝利で飾る。(08.11.22)

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11月22日(土) 2008 J2リーグ戦 第43節
徳島 2 - 0 鳥栖 (14:04/鳴門大塚/4,877人)
得点者:37' 石田祐樹(徳島)、70' 倉貫一毅(徳島)
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「気持ちを出して、やる。それだけだった」と倉貫一毅は終了直後のインタビューで答えたが、彼を筆頭に徳島の選手たちはまさしくその言葉通りのプレーを披露した。結果、チームは鳥栖とのこの一戦に勝利。どんな時も支え続けてくれた多くのファン・サポーターが見つめる前で今季のホーム最終戦を白星で飾った。
そしてこのゲームの明暗を分けたのは、他でもない前半の戦いだったように思われる。その45分間に両チームが見せた姿がそのまま勝敗へ繋がっていったといっても過言ではないだろう。

振り返れば、徳島はその前半をほぼ完全に掌握していたと言える。選手たちは気持ちを全面に出した積極的なプレーで立ち上がりから鳥栖にプレッシャーと攻勢を掛け、序盤のうちにはもう流れを自分たちのものとしていた。また局面で見ると、MF塩川岳人とFWソウザが頻繁に絡んだ右サイドは特筆すべき働き。塩川が高い位置で精力的に起点となれば、ソウザはその塩川の前のスペースへ繰り返し流れてボールを引き出し全体の押し上げを誘引した。いずれにしてもこの2人の躍動がチームの活性を高めていたのは間違いない。

さらに、そうして主導権を握った前半のうちに挙げることのできた先制点も徳島にとっては勢いをいっそう加速させるエネルギーとなったはずだ。37分、倉貫の左サイドからのクロスを塩川がバックヘッドで後方へと流し、最後はFW石田祐樹がボールの落ち際を叩く上手いボレーで決めたが、徳島にとってはこれが4試合ぶりの得点。それだけにチームが得たパワーは図り知れないほど大きかったことだろう。

対して前半の鳥栖はと言うと、誰も予想しなかったような悪い出来のまま時間を過ごしてしまった。ボランチの高橋義希を中心にセンターサークル前後ではボールを繋ぐものの、そこから2トップの藤田祥史と廣瀬浩ニへ効果的なクサビが入らず前線で起点を作れない。そのうえ得意とするはずのサイドアタックもこの前半では全く沈黙。わずかに一度だけ、速攻から鐵戸裕史が徳島陣内右奥深くへ侵入し好クロスを藤田へ送ったが…。
「先にペースを掴みたかったが相手の勢いに受ける形となってしまった。出だしの悪さが今日の全てでした」とは試合後の藤田の弁だが、いかにこの前半の出来が鳥栖にとって痛いものとなってしまったか、このコメントからも改めてそれが感じられる。

とは言え迎えた後半に鳥栖が本来の良さを幾つか見せたことは付け加えておきたい。藤田と廣瀬の2トップが見事なワンツーで決定的チャンスを作れば、高橋や途中投入された清水が絡んでスピードと変化を感じるパスワークも発揮。得点へあと一歩のところまで迫っていたのは間違いないだろう。
しかし、前半で完璧に勢いと流れを掴んだ徳島がその鳥栖を上回るパフォーマンスによってそれを許さなかったのが今日の一戦。最後まで強い気持ちを維持し、積極性に満ちた攻守言わば自分たちのアグレッシブなサッカーを休むことなく展開した徳島が追加点までも奪取して試合を押し切った。

ただ今節に内容良く勝ったからと言って徳島は浮かれることなどもちろんできない。すでに突き付けられた3年連続最下位という非常に厳しい現実としっかり向かい合い、明日からすぐにまたチームとして切磋琢磨していかなくてはならないのだから。そして、今季残された最後のゲーム(最終節/アウェイ・広島戦)でも来季へと繋がる戦いをして、自分たちの成長を少しでも推し進めなくては。

そして最後に敗れた鳥栖についてだが、現実的にはこれで3位の可能性が非常に低くなってしまった。が、今季ここまでの戦いを考えれば十分に胸をはれるシーズンを過ごしてきたのではないだろうか。だからこそ次節のホーム最終戦では順位云々を超えたモチベーションと意地で仙台を迎え撃ってもらいたいと思う。

以上

2008.11.22 Reported by 松下英樹
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