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【第88回天皇杯準々決勝 鳥栖 vs 横浜FM】プレビュー:「クラブ史上最強」と宣言した岸野監督の快進撃が、横浜FMにどこまで通じるのか…。「前線からのプレス」対「高さとパスワーク」の好勝負を期待。 (08.12.19)

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12月20日(土)第88回天皇杯準々決勝 鳥栖 vs 横浜FM(13:00KICK OFF/ベアスタ
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天皇杯準々決勝が行われる佐賀県鳥栖市のベストアメニティスタジアム。11月15日の天皇杯5回戦が終了してから、佐賀県サッカー協会が準備に準備を重ねて初の大舞台を演出する。対戦カードは、鳥栖対横浜FMというJ2対J1のカードとなった。
今季を戦い抜いたリーグ戦のカテゴリーは違えど、その違いがそのまま試合結果につながるわけではない。一度負ければ、『カップウィナーズ』の称号を得ることはできないわけで、勝利にかける思いは同じである。5回戦までは、それぞれのリーグ戦中とあって、日程などの兼ね合いで充分な準備を行うことはできなかったが、約2週間の調整期間を得たことで、両チームとも最良の状態で戦うことに違いない。

鳥栖のシステムは、4−4−2を基本とする『全員攻撃、全員守備』のプレッシングサッカーが身上。FWから連動して相手のボールを追う。個の力で奪うことができなければ、その争点に人数をかける。ボールを奪うことができなくても、相手のミスを誘えばそれだけ優位に試合を運ぶことができる。ミスが出なくても、ボールを相手ゴールの近くに押し返すだけでも、失点のリスクは減る。これを90分間続け、奪ったボールをシンプルにつないでゴールを目指す。
その中心がFW藤田祥史。プレッシングのスイッチは彼から入る。FWが行けば、MFは連動して人数をかけていく。ポジションやサイドは関係ない。危険地帯を近くの選手から埋めていくので、選手のポジションチェンジが頻繁に起きている。そして、ディレイがかかれば、DFラインがその距離を詰めていく。
相手にとって捕まえにくいだけでなく、一瞬でも隙を作ると2列目やサイドDFまでもが攻撃参加をしてくる勢いを持つ。その戦い方は、4回戦でナビスコカップの優勝チームの大分を2-0と撃破し、その勢いを持って5回戦では神戸を5−2で打ち破る快進撃を見せた。その勢いで、横浜FMを迎え撃つ。

対する横浜FMは、日本サッカー会を支えてきた古豪である。リーグ戦こそ9位と中位に沈んだが、得失点差+11は、上位においても遜色は無いほどの攻撃と守備のバランス力を持っている。
基本のシステムは3−6−1。中盤で、試合の主導権を握り、ワントップに当ててから様々な攻撃の形を見せる。厚みのある中盤は、3DFの外にも1トップの裏にも入り込む狡猾さを見せ、与えられた個々の役割を忠実にこなす。その中でも、MF狩野健太と兵藤慎剛はピッチを縦横無尽に使う。比較的、ポジションチェンジが少ない戦い方の中で、この2人が基点となって攻撃を形作ることが多い。また、セットプレーからの得点も多い。高さのあるFW金根煥が、自由に動き回るようだと、鳥栖の苦戦は必至となる。横浜FMは、落ち着いて自分たちのペースさえつかみきれば、鳥栖を一蹴する事ができるだろう。

互いに、試合に向かう気持ちには大差は無い。あるのは、選手たちが互いにピッチで感じる威圧感やシステムに対する苦手意識かもしれない。威圧感は、横浜FMの選手よりも鳥栖の選手たちの方が感じるだろう。鳥栖の選手たちは、横浜FMにスピードと人数をかけてその重圧を跳ね返して欲しい。
また、鳥栖は3-6-1のシステムをとる相手には、今季のリーグ戦で勝利を収めていない。広島には3戦3敗、C大阪には1−4と大敗を喫している。いずれの試合も中盤での主導権争いに破れ、MFとFWの距離が離れてしまい、攻撃が単発で終わった試合であった。
横浜FMの選手の質の高さと経験を持ってすれば、鳥栖に容易く突け込まれることは無いだろう。鳥栖は持てる力を一生懸命出すことであり、横浜FMは油断を生まないようにすることが、互いの勝利へ必須条件といえる。12月20日ベストアメニティスタジアムで行われる『第88回天皇杯全日本サッカー選手権準々決勝』は、熱くなるに違いない。

昨年の今頃、鳥栖の選手たちは、合同ではなく各々が軽く汗を流して年末を迎えようとしていた。しかし、今季は全員で練習できる喜びを感じている。声を出し、励ましあい、カップウィナーズへ挑戦する雰囲気を楽しんでいる。彼らの合言葉は、「このメンバーで最後までサッカーを楽しもう」である。
合同トライアウトに出た選手や他のチームの練習に参加した選手も、目の前にあるこの一戦のために汗を流している。彼らには、プレッシャーの微塵も見て取れない。また、初舞台への畏怖も感じられない。そこには、勝ち残ったものだけに与えられる優越感のみが漂う。おそらく、横浜FMの選手たちも同じではないだろうか。
この優越感を、互いのサポーターたちも選手とともに共有しよう。それが、試合を楽しむコツでもある。
サッカーの楽しさは、対戦相手が決まった時から始まっている。

以上

2008.12.19 Reported by サカクラゲン
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