8月19日(水) 2009 J1リーグ戦 第22節
新潟 1 - 2 G大阪 (19:04/東北電ス/32,896人)
得点者:1' ルーカス(G大阪)、42' 二川孝広(G大阪)、69' ペドロジュニオール(新潟)
スカパー!再放送 Ch183 8/20(木)17:00〜(解説:梅山修、実況:内田拓志、リポーター:鈴木英門)
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G大阪が2-1で新潟を振り切った。前半1分、ルーカスのシュートで先制すると、42分にはレアンドロのクロスを二川孝広が頭で押し込んで追加点。後半は新潟にボールを運ばれるシーンもあったが、巧みな守備でしのいだ。新潟はいきなりの失点で崩れたリズムを戻しきれなかった。後半24分、ぺドロ・ジュニオールがPKを決めて1点を返すが、追い上げもここまでだった。
G大阪がしたたかなゲーム運びで逃げきった。開始1分、中澤聡太から出たボールをレアンドロと橋本英郎がつなぐ。最後はルーカスがミドルレンジからシュートに持ち込むと、あっさりとゴールネットを揺らした。42分にはレアンドロの左サイドからのクロスを、二川が新潟守備陣のすき間を縫うようにゴール前に入り込みヘディング。前半で2点のリードを奪った。「2点はセーフティーではない」。西野朗監督はハーフタイムで選手をこう引き締めた。だが、この日のG大阪には、2点あれば十分だった。
ラインをコンパクトに保ち、ハーフウェイラインから自陣に入った付近で守備を固めた。明神智和、橋本を中心に新潟の起点であるマルシオ・リシャルデス、ペドロ・ジュニオールを抑える。中盤でボールを奪ってからはタテに早く攻める。強固な守備からシンプルな攻撃。ここ4試合で3勝1引き分けと、負けなしにつながっている戦術がこの試合でも効果を発揮した。
「先に点が取れているので、自分たちの流れに乗れている」。遠藤保仁が言うように、先制した時点でG大阪のゲームプランになっていた。
新潟にとってはその先制点が痛かった。レアンドロ、ルーカスとつながるボールに、ほとんどプレスをかけられずにいた。「自分も含めて、中途半端だった。もっと厳しくボールにいかないと」。本間勲が言うように、アグレッシブさを欠いた結果が手痛い失点になった。
中盤でボールを持っても、G大阪の守備の前にパスの出しどころを失う。苦し紛れに前線に出したボールを奪われ、そこからカウンターを仕掛けられるなど、流れをつかみきれなかった。
もっとも、手ぶらで終わった試合ではなかった。唯一の得点はPK。酒井高徳のクロスを、遠藤がハンド。そこで得たPKをペドロ・ジュニオールが決めた。PKを呼び込んだクロスはサイドでボールをつないで、酒井が持ち込んだもの。得点の形はPKだったが、攻めは自分たちのパターンだった。「これを次につなげる1点にしなければならない」。試合後の鈴木淳監督の言葉には、攻撃の形を作っていたことへの評価と期待が込められている。
8月に新加入したエヴェルトン・サントスが後半15分に途中出場し、Jリーグデビューを果たした。後半35分には飛び出しからフリーになってシュートを放つなど、実力の一端を見せた。5試合連続ドローの後、第13節清水戦以来の敗戦とまたも白星から見放される結果になったが、立て直しの材料も見つかった。
新潟は次節・京都戦(8/22@東北電ス)を中2日で迎えるが、この試合もホーム。連戦だがコンディションは整えやすい。反省点となった立ちあがりの集中力と攻撃の好材料をうまく消化することが、地の利を生かすための最低限の準備になる。
大阪は着実に勝点を積み上げた。以前のような驚異的な爆発力は見られないが、守備重視の堅実なスタイルが浸透したことで安定感が出てきた。V戦線へ食い込む猛追の狼煙を上げた。
以上
2009.08.20 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)















