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【J1:第22節 千葉 vs 名古屋】レポート:守備のズレ、そして連動性と積極性を欠いた攻撃で自滅した千葉。システム&スタメン変更の名古屋が2トップの揃い踏みのゴールで快勝。(09.08.20)

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8月19日(水) 2009 J1リーグ戦 第22節
千葉 0 - 2 名古屋 (19:05/フクアリ/13,548人)
得点者:24' ケネディ(名古屋)、75' 玉田圭司(名古屋)
スカパー!再放送 Ch183 8/21(金)21:00〜(解説:小倉隆史、実況:清原正博、リポーター:新井麻希)
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 前節はベンチ入りしたが出場なしのDFボスナーはコンディションが万全ではないため、そして前節はスタメンのMFアレックスは風邪のため、メンバー外になった千葉。千葉が出場停止や体調の問題でメンバーが前節から変わった一方で、名古屋は戦術的な問題で前節からスタメンとシステムを変えた。それがうまくはまって、名古屋を勝利に導いた。

 メンバー表のスタメンの欄にDF吉田麻也、バヤリッツァ、増川隆洋という名前を見た時点で、名古屋の3バックの採用は予想できなくもなかった。しかし、ストイコビッチ監督は基本的に4バックを採用してきたし、しかもキックオフ直後はMF三都主アレサンドロが左サイドバックに入った4バックに見えた。だが、名古屋はすぐに3バックに変え、MFブルザノビッチがトップ下の3-5-2システムで千葉に挑んだ。

 予想とは違う名古屋のシステムに千葉の選手は戸惑い、名古屋の攻撃の組み立てへの対応に手こずった。千葉のダブルボランチの一角のMF下村東美が相手のサイド攻撃をケアするため左サイドに張っていたこともあり、前半は千葉がサイド攻撃を仕掛けたところで名古屋にボールを奪われると、中盤にできたスペースを名古屋にうまく使われてしまった。MFブルザノビッチをマークしきれず、さらに名古屋のダブルボランチの一角でどちらかといえば守備で力を発揮するMF吉村圭司が「相手が思っていたよりも下がっていたので、ボールを散らすことができた」と言うほど自由にボールのつなぎをさせてしまった。

 千葉は守備で少しずつズレが生じたことが影響し、名古屋のサイド攻撃を抑えられない。24分の名古屋の先制点は、右ウイングバックのMF小川佳純がクロスボールを上げると、ケネディが千葉のDF池田昇平と競りながらゴール前に走りこみ、千葉のGK櫛野亮が弾いたボールをケネディが押し込んだものだった。そして、名古屋の75分の追加点は、やはり小川が右サイドからクロスボールを上げ、ボールがペナルティエリアで落ちる前にFW玉田圭司がダイビングヘッドで合わせたもの。この時、千葉の選手は誰も玉田をマークしておらず、玉田はフリーの状態でシュートしていた。
 千葉のズレは守備だけでなく攻撃でも見られた。後半開始直後にゴールポストのほんの少し脇に外れたMF谷澤達也のシュートがあったものの、決定機をほとんど作れなかった。名古屋はケネディがポストプレーをしっかりこなし、ブルザノビッチがタメを作りながらボールをさばくことで連係よく攻めたのに対し、千葉は前線でボールが収まることが少ないため、連動性が高くて厚みのある攻撃ができなかった。単調なクロスボールは長身揃いの名古屋の3バックにはね返され、速攻もラストパスの精度を欠いた。

 そして、何よりも千葉サポーターが落胆したのは、ゴールが狙える位置でもシュートを打たないことだろう。千葉の江尻篤彦監督は試合前のミーティングで「チャレンジしなければ始まらない。リスクを冒すことで成功をつかむことができる」と話し、ハーフタイムにも「ラストプレーを思い切っていけ。思い切りフィニッシュしろ!」と言ったが、選手は実践しなかった。チャレンジしなければ、ゴールも、そして勝点3も得られない。J2降格に近づくだけだ。

以上

2009.08.20 Reported by 赤沼圭子
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