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【J1:第22節 浦和 vs 柏】レポート:浦和、自信喪失の公式戦6連敗。大津躍動の柏を前に輝きを失う。(09.08.20)

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8月19日(水) 2009 J1リーグ戦 第22節
浦和 1 - 4 柏 (19:33/埼玉/38,740人)
得点者:23' 大津祐樹(柏)、26' ポポ(柏)、38' 田中マルクス闘莉王(浦和)、74' フランサ(柏)、85' 大津祐樹(柏)
スカパー!再放送 Ch184 8/20(木)15:30〜(解説:前田秀樹、実況:西岡明彦、リポーター:朝井夏海)
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「サッカーというのは勝っていけば勝っていくほど自信も付くし、プレーも変わってくる」。昨季に続き、またも浦和相手に芸術的な作品を生み出してみせた柏の『魔術師』が発した一言。巻き返しへのきっかけを手にした柏とは対照的に、この日、浦和が露呈したのは自信のなさを覆う迷いそのものだった。

 序盤、攻撃を仕掛けたのは浦和で、エジミウソン、高原直泰、ポンテ、原口元気という前線の4人がうまくボールに絡み、ホームチームは積極的に柏を押し込んでいった。なかでもエジミウソンにボールが集まり、ゴールの気配が漂う。だが、連敗中の試合同様にゴールは生まれない。「残念ながら現時点では得点チャンスを作り出してもなかなかそれをゴールに結び付けることができていない」。指揮官が嘆く現状は、そう簡単に変わるものではなかった。

 そんな浦和を前に、眩いばかりの輝きを放ったのが、柏の大津祐樹だった。左サイドで2人を豪快にぶち抜いて浦和DF陣を慌てさせた19歳の若武者は、23分には周囲と息の合った巧みな飛び出しから華麗な先制弾。試合終盤にダメ押しのチーム4点目を挙げるまで、存在感を放ち続けた。対面で守備に追われた浦和のDF山田暢久が試合中に苛立ちをあらわにし、ハーフタイムには交代に追い込まれることになったことからも分かるように、この試合での大津の活躍ぶりは際立つものだった。

 一方、先制点を奪われた3分後にはポポにショートコーナーからの「ミサイル」(フランサ談)砲を打ち込まれたものの、田中マルクス闘莉王がCKからヘッドを一閃して反撃を開始した浦和。勢いに乗って同点、逆転といきたかったものの、ここでフランサが息を呑む技あり弾。トラップから、流れるような動作で蹴り上げたボールは鮮やかな放物線を描き、浦和GK都築龍太の指先をかすめてネットへと吸い込まれていった。浦和の意志をくじくには十分過ぎるほどのスーパーゴール。このあと、大津の追加点が生まれるまでに、多くの時間は要さなかった。

 試合後、前節の千葉戦ではベンチで試合を終えることを強いられながらも、ネルシーニョ監督への信頼を強調し、出場時間に限らない活躍を誓ったフランサ。次節以降に向け、「引かれた相手にどうやってスペースを作るか、どうやって見つけていくか、どうやってゴール前に迫っていくかというのを詰めていかないと、本当の意味で巻き返しというのは見えてこない」と気を引き締める姿は、なんとも頼もしいものだった。勝点3という結果とともに柏がつかんだ浮上のチャンスは、決して小さなものではなさそうだ。

 そんな柏に対し、浦和は公式戦6連敗を喫することとなった。フォルカーフィンケ監督も「メンタル面も絡んでいるのではないかと思っている」と現在のチームが陥っている状況に言及したものの、いまだトンネルの出口は見えていない。ただ、望みながらも遠かった1点も、この日生まれた。まさかの現状に戸惑いながらも、試合後に選手たちに拍手を送ったサポーターたち。くしくもこの日の柏がそれを実践してみせたように、信じ続ける人間がいる限り、チームは前に進み続ける。

以上
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