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第18節 6.16(日) 14:00KO 国立競技場 神戸vs川崎F 国立競技場に小中学生合計10,000名様を無料ご招待
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【J2:第6節 東京V vs 徳島】プレビュー:「本当の得点力とは上位からどれだけ点を取れるか」自分たちの真価問う東京V。4位徳島は、連勝してJ1昇格圏内を虎視眈々と狙いたい(11.10.18)

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10月19日(水)J2 第6節 東京V vs 徳島(19:00KICK OFF/国立)チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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前節から続く10月の5連戦がJ1昇格のためにいかに大事な試合か、誰もがわかっていた。それでも前節、水戸とドロー( /jsgoal_archive/game/2011/20110200030220111016.html )。先制しながらも手にした勝点が3ではなく1だったことに、試合後菊岡拓朗は「初戦を勝てなかったのは痛い」と、言葉を絞り出し、ショックを隠さなかった。ダメージが小さかったと言えばウソになるが、それでも、「まだ可能性は残っている。気持ちを切り替えてやっていきたい」(川勝良一監督)。東京V全員の気持ちは一つだ。引きずって下を向いたり、立ち止まったりしている時間はない。

そんな中、特にポジティブな状態でいるのがキャプテン富澤清太郎だ。「前節だって、当然勝たなきゃいけなかった試合だけど、負けたわけじゃない。たぶん、去年や前半戦のウチだったら、ああいう展開は負けていた試合だった。それを落とさなかったのは間違いなく成長だと思うし、必要以上に落ち込む必要はない。むしろ、もっと自信をもって次の試合に向かうべき」と、言葉に力を込めて話した。
“ああいう展開”とは、「体がスムーズに動かなかったりして、狙い通りの入り方ができない時」だという。「今までは、入り方が悪いとその悪い流れのままズルズルいって、カウンターを食らって先に失点して、そのまま最後まで立て直せず終わる、って感じで負けた試合がけっこうあった。でも、前節は試合前から本当にみんなでいろいろたくさん話し合ったし、狙った通りには入れなかったけど、試合中でもとにかくみんながコミュニケーションをとって確認して、攻め込まれても辛抱強く守れた。その中で自分たちで修正しながら、後半立て直して先に点も取れたことも収穫だと思っている」。
また、GK柴崎貴広も前を向き、「失点した後、一瞬気持ち的にガクっとなった人もいたけど、すぐに切り替えて点を取るチャンスを何回も作れたところは成長していると思います」と、確かな手応えを感じているようだ。

だが、一方では当然、課題ともしっかり向き合っている。やはり、「得点量の大差は気になる」ところだと、何人かの選手も指摘している。というのは、大量点そのものが良い悪いではなく、問題なのはその相手。「大量に点を取れているのは、実は自分たちより下の順位にいるチームばっかり。上のチームには点が取れていない」と、富澤主将は厳しい口調で語る。
その意味でも、今節の相手・徳島は、「自分たちの力を示すのに良い相手」(柴崎)と言えよう。
「ウチは『得点力がすごい』ってよく言われるけれど、それは、徳島やF東京、千葉とかの上位チームに3−0、4−0で勝っていればの話。それができていないうちは、本当の得点力だと言えないと思っているので、まずこの試合できちんと得点して、失点を0に抑えて、自分たちが本当に力があることを証明したい」(富澤)。

川勝監督は、「目標は結果でつかむもの。理想は内容でつかむもの」との名言を語ってくれた。
【J1昇格】の“目標”は“結果”でつかむしかない。選手たちもそれを十分理解しており、「サポーターも、今は内容ではなく結果を求めていると思う」(柴崎)、「泥臭くても『勝つ』という結果が今の東京Vには必要だと思う。何よりも勝点3が欲しいのは選手もサポーターも同じ」(小林祐希)など、最近では“結果”という言葉が今まで以上に聞かれるようになっている。
幸運なことに、今後も栃木(10/26@味スタ)、F東京(10/30@味スタ)、札幌(11/6@味スタ)、千葉(11/20@味スタ)と、一気に勝点差が詰められ、さらに富澤の言う“本当の力”を示せる上位との直接対決が続いている。1つ1つ、しっかりと“結果”にこだわり、目標を達成していきたい。

対する徳島にとっても、この5連戦は非常に重要である。4位(勝点52)とはいえ、昇格ラインの3位札幌(第31節終了時では、2位鳥栖も同勝点)との勝点差はわずか『1』。5位千葉(勝点50)まで含め、毎試合の結果によって順位が二転三転する、まさにデッドヒートの渦中。前節終了後、美濃部直彦監督も「ここ(5連戦)を乗り越えないと昇格争いは出来ないと思っていました」と、会見で語っていた通り、この先も絶対に負けられない状況が続いていく。
連戦で、フィジカル的にも厳しい中、メンタル的なプレッシャーも徐々に高まってくるはず。そのプレッシャーを、“昇格争いができている喜び”という、良い意味でのモチベーションに変化できるかが、ひとつのポイントとなるのではないだろうか。

前回の徳島とのアウェイ戦( /jsgoal_archive/game/2011/20110200030320110716.html )で、0−2とリードしながらも、最終的に追いつかれて2−2とされ、勝点1しか持ち帰れなかった悔しさを、東京Vの選手たちは決して忘れてはいない。
阿部拓馬は「2センターバックが強くて、ディフェンスが固い」と、対戦時の印象を語り、「前回の前半は良かったので、それを90分間しっかりやれれば」と意気込んだ。
また、小林は「徳島は、『個』が強い選手を集めている」とし、ポイントにも『個』を挙げる。「セカンドボールにしても、競り合いにしても、状況判断にしても、すべて『個』で勝つことが重要。とにかく1対1の局面で勝てるかが鍵だと思います」。その意味では、前節2得点を挙げ好調の佐藤晃大と東京Vが誇る両センターバックとの競り合いは見応えありそうだ。さらに、もともと才能は突出している上、ここ最近で課題とされてきた運動量や守備、メンタル的な部分でも著しい成長を見せる柿谷曜一朗のプレーにもぜひ注目したい。

互いに『ターニングポイント』にもなりかねない重要な一戦。「このメンバーで絶対にJ1に上がりたいんです」と、柴崎が語った東京Vの思いは、恐らく徳島も同じではないだろうか。
国立競技場で繰り広げられる、熱い思いの詰まった激戦をお見逃しなく。

以上


2011.10.18 Reported by 上岡真里江
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