スカパー!生中継 Ch181 後03:50〜
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京都とのホーム&アウェイ2連戦をいずれも0−1で落とした湘南である。これにより、第31節アウェイ栃木戦に始まった5連戦は、結果、2勝2敗1分で終えた。
一概に内容が悪いとは言えない。「やろうとしている守備は2試合を通して出せたと思うし、サッカー自体は悪くなかった」永木亮太がそう振り返ったように、ポゼッションを得意とする相手に対し、ディフェンスは機能していた。攻守の切り替えも速く、ホームゲームではとりわけ前半の大半をほぼ手中に収めた。前節のアウェイゲームはむしろ逆手の展開となったが、時間の経過とともにチャンスは増し、奪ってからのカウンターも効いていた。
だがもちろん、結果がすべてであることは彼ら自身が判っている。「点を取れていないことがこの2試合でいちばんの問題」と、永木は続けた。
「形はつくれているが、アタッキングサードでの推進力が少ないかもしれない。2列目からの飛び出しをもっと増やさないと崩せないと感じた。点を取れている時やシュートを多く撃てている時は自然とできていると思うけれど、そこで停滞してしまうような時は前に出て行く人数や勢いが足りないんだと思う。僕自身、バイタルに顔を出してシュートで終わるプレーはずっと意識している課題です。まだまだ少ない」
「ゴール前での仕事が勝敗を分けた」坂本紘司も同じく自戒を込めて攻撃面の反省を口にする。
「京都戦はアグレッシブに戦えていたと思う。ただ、攻守の切り替えが速く、運動量も多い時に限ってゴール前で慌ててしまう傾向がある。気持ちが入っている分、シュートやラストパスの場面で力んでしまった印象です。かといって、監督がいつも言うように、緩いゲームをしているようでは勝てない。難しい部分ではあるけれど、気持ちをもっとうまくコントロールできれば1点を争うゲームも勝ち切れるようになると思う」
1週間を経て臨む今節は首位のF東京を迎え撃つ。味スタで行なわれた前回対戦は1−1のドローで決着した。だが言わずもがな、半年近く前とは状況は変わっている。勝点や順位、また得点においても湘南は大きく水をあけられ、失点はF東京の倍あまりを数える。ただその首位チームも第27節ホーム京都戦から7連勝を果たして以降、ここ3試合は2分1敗と白星が遠のいている。今節のひとつの見どころはその布陣だろう。累積警告により、梶山陽平と高橋秀人のダブルボランチを欠く。そしてザックジャパン不動のセンターバックである今野泰幸も2014FIFAワールドカップブラジル・アジア3次予選に向かった。層の厚さを活かしてセンターラインに空いた3つの穴をいかに埋めるか興味深い。
週末を控え、あらためて永木は言う。
「F東京はポゼッション率も個々の能力も高い。ある程度支配されると思うけれど、慌てず、奪ったら素早く攻撃に繋げたい。先制点を取れれば余裕も生まれると思うし、奪ったあとの攻撃が大事だと思っています。僕自身もダイナミックにやりたい」
相手をいかに崩すか、トレーニングは日々続けられている。反映されたゴールシーンもある。勝点3を奪取すべく、平塚のピッチに成果を映し、まずは先取点を獲りたい。
以上
2011.11.05 Reported by 隈元大吾













