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前節北関東ダービー水戸戦で死闘を繰り広げた草津だが、ひと息つく暇もないままチームの評価が決するラスト5試合へ突入する。北関東ダービー後半でみせた闘う姿勢を継続できるかが草津の課題となる。
草津は33試合を終えた時点で現在13位。本気で昇格を狙ってスタートを切ったチームとしては不本意な成績だ。シーズン途中にエース・ラフィーニャの電撃移籍というアクシデントはあったものの、副島博志監督就任2年目で選手補強費を約2割アップしたチームとしては物足りなさが残る。だが幸いにも7位東京Vとの勝点差は5。まだ1ケタに食い込むチャンスは十分に残されている。
4日の練習後、副島監督は「いまはまだ負け越しているので当面の目標は勝ち越し」とラスト5試合の目標を“白星先行”に設定した。12勝8分13敗の草津が残り5戦で勝ち越しまで持っていくには、最低でも2勝3分、さらには3勝1分1敗と、5試合で貯金2を増やすことが求められる。J2・7シーズン目を迎えた草津はクラブ初の勝ち越しを必達目標に設定し、第4コーナーを回る。
直線コースに入った草津をけん引するのは、前々節横浜FC戦でJ通算300試合出場を達成したゲームメーカー熊林親吾だ。前節水戸戦でも高精度CKで2アシスト、2点ビハインドで窮地に追い詰められたチームを救ってみせた。今季アシスト数も9まで伸ばしアシスト王が狙える位置まで来ている。「アシストは自分の中で一番こだわっている数字。今季はCKからのアシストが多いので、残り5試合は流れの中からラストパスを出してチームの勝利に貢献したい」(熊林)。相手の守備ラインを一瞬で切り裂くベアーパスが草津を勝利へと導く。
攻撃のキーマンとなりそうなのが前節途中出場ながら気迫のプレーをみせた杉本裕之だ。「流れを変えることができたが、決定機を外してしまったので満足できない。次はゴールを決めたい」(杉本)。草津U23出身で有薗真吾とともに2009年にトップ昇格、3年目となった今季は結果が求められている。今季はまだ6試合111分の出場に留まっているが5試合連続で出番を与えられ試合ごとにコンデションは上がっている。下部組織から這い上がってきた選手が結果を残せばチームにとっては最高の起爆剤となる。
現在16位の富山は、最近3戦で2勝1分と過酷な連戦でも戦い続けた。エース苔口は3試合連続ゴールを記録、ミスター富山・朝日大輔は3戦2ゴールと勢いに乗る。3バックの主軸・江添健次郎、福田俊介のふたりが出場停止となりDF面での不安は残るがチーム一丸となった戦いを仕掛けてくるだろう。副島監督は「富山は高い位置でボールを奪って攻め切ってくる。受身になることなく逆に攻めていくことが必要だ」と話し、富山から今季2連勝を狙う。
昨季の草津はシーズン終盤5試合で破竹の4連勝を果たし最終5試合を4勝1敗、順位を12位へと上げ面目を保った。今季残り5試合、草津は内容、結果ともに問われるゲームで何を見せてくれるのか。この5試合は来季へのプレゼンテーションも兼ねる。草津にとって集大成となるラスト5試合が始まる。
以上
2011.11.05 Reported by 伊藤寿学













