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【J1:第32節 C大阪 vs 神戸】C大阪側レポート:C大阪、またも神戸の堅守速攻の前に完敗。(11.11.21)

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11月20日(日) 2011 J1リーグ戦 第32節
C大阪 0 - 3 神戸 (16:04/金鳥スタ/16,030人)
得点者:11' 吉田孝行(神戸)、53' 北本久仁衛(神戸)、90'+5 大久保嘉人(神戸)
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同じ惨劇が、またしても繰り返された。第5節で1−4と敗れた時と同様に、C大阪は再び神戸のショートカウンターの餌食となったのだ。今回の結果も0−3と、3点差を付けられての完敗。ホーム、キンチョウスタジアムでは第29節甲府戦(0−4)に続き、サポーターの前で醜態をさらしてしまう形となった。

立ち上がりこそ最初に好機を作ったのはC大阪のほうだったが、前半11分に早々と形勢が逆転してしまう。「俺とシャケさん(酒本)の連係(ミス)から、前の向こうのホームゲームみたいな点の取られ方をした」と倉田秋も振り返るように、ミスから生まれた神戸の最初のカウンターチャンスで、ポポの飛び出しとクロスに対応できず、最後は吉田孝行に押し込まれて先制点を献上。これで、今季再三見られた、劣勢からのスタートになってしまった。

その後、反撃に出たいC大阪だったが、清武弘嗣、倉田、ファビオロペスの3シャドーは連動する前にボールを失い、1トップの杉本健勇も相手のセンターバックの壁を打破できず。キム ボギョンとマルチネスのダブルボランチのところでも相手のハードプレスに苦しむ展開が続く。0−1で迎えた後半も、開始からわずか6分で、与えてはならない2点目も与えてしまう。CKからの流れで、バックラインの押し上げが中途半端なところを、最後はゴール前でフリーの北本久仁衛にあっけなくゴールを奪われた。

2点のビハインドを負ったC大阪は、キム ボギョンを下げて播戸竜二を3シャドーの一角に投入して、流れを変えに行く。その播戸や、清武を軸に、分厚い攻撃を仕掛け、神戸ゴールに迫るが、杉本のシュートも、播戸のヘッドも枠を捉えることができない。逆に相手にカウンターから何度も好機を作られ、GKキム ジンヒョンの再三のファインセーブで何とかピンチを凌ぐような状況だった。

75分に村田和哉を送り込んでからは、さらにC大阪が猛攻を仕掛け、その村田が81分には強烈なミドルも放ったが、神戸GK徳重健太の好守に阻まれ得点ならず。すると、終了間際には前C大阪の大久保嘉人にカウンターからダメ押し弾を叩き込まれ、万事休す。同じ関西のライバルに屈辱の2連敗を喫した。

「こっちは決めるチャンスが前半にも何回かあったし、あそこで決めていれば、全然こんな試合にならないと思う」と倉田が言うように、この試合でC大阪は計15本のシュートを放ったにもかかわらず、すべて精度を欠き、空砲に終わってしまったことは、反省点として大きく残った。さらに、「シュートで終われていないところが多くて、それでカウンターされることが多いので、もっとそこは意識を変えてやらないといけない」と丸橋祐介も自戒するように、持ち味のポゼッション力を取り戻さなければC大阪が苦戦を強いられることも、この試合では改めて露呈された。

それでも、「今日は何を言ってもしょうがないので、次に切り替えてやっていきたい」と清武。「レヴィーセレッソ」に残された試合は、リーグ戦2試合と天皇杯のみ。今季の有終の美を飾るためにも、前を向いていく戦うことこそ、今のC大阪に与えられた使命となる。次節は首位・柏とのアウェイ戦。このまま、おめおめと目の前で優勝を決められるわけにはいかない。「アウェイでも絶対に勝ちたいと思っているし、ホームのラストゲームもしっかり勝って、みんなで最後喜び合いたい。もう負けたくない」とキム ジンヒョン。ACLベスト8のプライドにかけても、C大阪に負けの許される試合など、もうないはずだ。

以上

2011.11.21 Reported by 前田敏勝
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