今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第42節 鳥取 vs 福岡】プレビュー:重圧下でJ2残留を目指す鳥取と、重圧は大幅に小さい福岡。ともに「来季」への思いを込めた90分間に(12.11.10)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
21位の鳥取と、18位の福岡。順位は近いが、両チームが置かれた状況は大きく異なる。

シーズンを通してJ2残留争いに巻き込まれていた鳥取は、39節で大分を下し、自力残留に王手をかけた。しかし、その後に40節、前節と連敗。最下位の町田が、その2試合で1勝1分だったために他力での決定もならず、残留をかけて最終節に臨むことになった。
勝利か引き分けで自力残留。敗れても、町田が引き分け以下なら残留となるが、敗れた上に町田が勝つと、勝点差で並ばれ、得失点差で最下位となることが確実だ(鳥取はその状況でも、富山や岐阜が敗れれば、最下位を回避できる数字上の可能性はあるが、この2チームのいずれかが20点差程度で大敗しなければならないため、可能性は事実上ゼロ)。JFL降格の危険と隣り合わせの、極限の重圧下での戦いを余儀なくされる。
※長崎がJFL1位の場合は自動降格、2位の場合にはJ2・JFL入れ替え戦となる

一方、J1からの降格1年目で、開幕前に前田浩二監督が「J2優勝」「J1昇格」「勝点90」という目標を掲げてスタートした福岡は、シーズン序盤から波に乗り切れず、後半戦は完全に失速して下位に低迷。40節終了後に前田監督を解任し、前節から池田太ヘッドコーチが代行で指揮を執っているが、ここでも京都に敗れた。
今季のJ1昇格の可能性が消滅して以降、選手たちは異口同音に“自分たちのためでも、チームのためでもなく、応援してくれるファン・サポーターの方たちのために勝ちたい”と語っている。ただ、J2残留は決まっており、順位も、今節の結果に関係なく18位で確定。すでに11試合勝利から遠ざかっているため、何とか最後は勝利で終わりたいはずだが、鳥取と比べれば、結果に対する重圧は大幅に小さい。

そうした重圧の差はもちろん、試合展開を左右する要素となり得るが、加えてカギを握りそうなのが、ディフェンスの出来だ。鳥取は前節終了時点でリーグワーストの77失点、福岡はワースト2位の66失点を喫しており、この点で踏ん張れないと勝機を引き寄せるのは難しい。鳥取は一時より失点が減ってはいるものの、前述の通り、最近2試合は0−1で敗れている。しかも、この状況で先制されれば、さらに重圧が増すだけに、これまで同様、無失点の時間を長くすることが主導権を握るための条件だ。一方の福岡は現在、14試合連続失点中で、先制されるとチーム全体が崩れ始める傾向がある。こちらも無失点の時間を長くすることが、攻撃の活性化にもつながるポイントと言える。

もちろん守備一辺倒では、勝利はおろか、引き分けもおぼつかない。特に鳥取は前節、87分に失点して湘南に敗れたが、後半のシュートはゼロで、0−0で逃げ切る以外に選択肢はないほどの劣勢に立たされた。得点を奪えないまでも、奪ったボールをミスなくつないで敵陣に運び、シュートで終わって、不用意なボールの奪われ方をしないことは、守備負担を軽減するためにも重要。39節ではホームで、そうした戦いを実現した末に大分を下しており、同じホームで再現を目指す。

福岡とは古巣対決でもある鳥取の柳楽智和は「本当に、本当に、戦いです」と言葉に力を込めた。J2加入2年目で最大の危機を迎えている鳥取が、苦境をはね返すことができるか。福岡が失意のシーズンを、良い形で締めくくることができるか。ともに「来季」への思いを込めて、今季最後の90分間に臨む。
 
以上

2012.11.08 Reported by 石倉利英
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着