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【J2:第42節 徳島 vs 千葉】プレビュー:この一戦の終了を告げる笛は同時に新シーズンスタートの合図。徳島はそれを俯いて聞くわけにはいかない!(12.11.10)

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シーズン最後の3戦で今季初の3連勝を目指した徳島。しかし、38節・松本戦でJ1昇格の可能性を潰えさせてしまったのに続き、それも前節で叶わぬものになってしまった。チームは終始主導権を握りながらどうしてもゴールネットを揺らせず、その岐阜戦をスコアレスドローのまま終えてしまったのである。
だが、残されたゲームはもうたった1つだけ。しかもそれがホーム開催であることを考えれば、よぎる様々な後悔を振り払い、そこで勝利をもぎ取ることだけに集中しなければならない。徳島はファン・サポーターのため、そして自らのために、今季を苦い空気のまま終えないよう白星でシーズンを締めくくらなくては。

しかし、是が非でも勝ちたいこの最終戦、徳島は相当難しい相手と対することになる。その相手は千葉。
千葉は前節の勝利によってプレーオフ進出を確定させた。十分な戦力を揃えながらなかなか継続して本領を発揮出来ず、予想以上に苦しいシーズンを強いられたとあって、選手たちはようやく辿り着いたJ1昇格への挑戦権獲得にひとまずの安堵を感じたに違いない。とは言え、彼らがその安心に浸り、迎える最終節へ緩んだ状態で臨むなどあり得ないはず。逆に間を置かずやってくる(初戦は11/18)運命の決戦へ勢いを付けるための快勝をこの一戦で収めようと、組織全体が一枚岩となり、これまで以上のモチベーションを見せてくるに違いない。さらに前節の内容から、千葉が落ち着きと連動感を非常に高いものとしているのは明らかで、特に攻撃面においてはその好調さをしっかり持ち込んでくると予想される。藤田祥史や兵働昭弘、谷澤達也らが途切れない連続したアクションで強烈にゴールへ迫ってくることだろう。

このように千葉の状態を考えたなら、やはり迎える最終戦は徳島にとって100%死力を尽くさねば勝利に近付けない戦い。ほんの僅かな集中や闘志の欠如も許されないと言えるのではないだろうか。
そこで徳島として何より不可欠となるのが、前へ出る積極性であろう。決して受けて立つ形になどなってはならないということだ。それは言うまでもなく、そうしたアグレッシブさこそが気持ちやフィジカルパワーを維持する大きなエネルギーとなるから。受けるような姿勢は千葉の勢いを強めることにしかならないし、また容易に自陣へ攻め入らせてしまうことはメンタル面の優位を譲ることにもなる。そうなれば千葉にはアイデアや思い切りも多く生まれ、彼らの攻撃をきっと防ぎ難いものへと膨らませてしまうに違いない。加えて千葉のアタッカー陣の能力が高いことは疑う余地のない事実なのだから、彼らを自軍ゴール付近の危険なエリアに長く居座らせることは出来ないだろう。だからこそ、決して簡単ではないが、徳島は勇気を持ったアグレッシブな前への進出によって高い位置での戦いを挑み、実際に実現しなければ。

そしてその牽引者として期待されるのがキャプテン鈴木達也だ。新天地での再出発、さらにキャプテンという重責を任されたナンバー10は並々ならぬ決意をもって今季へ臨んだものの、ケガなどにも悩まされてそれを十分な形にまで表せなかった。「もっと貢献したかった」と自身の働きを悔いる気持ちを聞かせてくれたが、だからこそ最後の90分に懸ける想いは図り知れないほど強い。「初めて関東を出てプレーする自分を温かく迎えてくれた徳島の皆さん、サポーターの皆さんに深い感謝を持ってピッチに立ちたい」という言葉をそのまま体現するプレーできっとチームを前へ前へと引っ張ってくれるだろう。

今季の徳島はすでに15位という最終順位が決定している。もちろんその位置は目標であったJ1昇格からほど遠い不本意なものであり、最終節まで昇格争いを演じた昨季のことを思うと余計に無念さは募る。
だが、来る11日の15時過ぎに響く今季最終戦終了を告げる笛は紛れもなく次の新シーズンスタートを知らせる合図。それだけに俯いてそれを聞くわけにはいかない。徳島は何としてもそのホイッスルを勝利で迎え、顔を上げて来季への新たな第一歩を踏み出さなければ。

以上

2012.11.10 Reported by 松下英樹
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