F東京は開幕連勝後、4連敗を喫して12位まで順位を落とした。すべて1点差の敗戦。試合内容では上回りながらも競り負けている。森重真人は「いつか勝つだろうではなく、勝点3を取りにいく気持ちを出したい」と言う。それぞれが危機感を抱いている。渡邉千真は「勝っているときは、いい守備からいい攻撃ができていた。前線からいいプレッシャーをしっかりとかけたい」と口にし、長谷川アーリアジャスールは「もったいない失点が多い。先に2点目をとられている」と語った。前後半の試合の入り方。先制点を奪われない。試合を決めるための複数得点を奪う。ゲームをコントロールする上で絶対に守るべき要素を疎かにしないことが勝利を手繰り寄せる上では大切だ。
ランコ ポポヴィッチ監督は対戦相手の名古屋の印象を聞かれると、「名古屋はタフで勝負どころを知っている。必ずしもスタートは調子が良くなかったが、ここにきて3勝している。それは彼らが勝ち方を知っているチームだからだ」と答えた。
名古屋は開幕からの2戦を苦しんだものの、そこから3勝1分として4位へと順位を上げた。システムと選手の組み合わせの試行錯誤は続いたが、4−2−3−1に落ち着き、メンバーも固定されつつある。リーグ3戦連発中の玉田圭司をトップ下に配し、前線の流動性が増した。田中輝希もリーグ2戦連続ゴール中で好調をキープしている。米本拓司は「玉田さんが前線から降りてくれば、中盤で数的不利に陥りがちになる。CBとしゃべりながら対応したい」。田口泰士とダニルソンがドイスボランチを組む中盤は、スペースを消すとともに、それまでビルドアップの起点となっていた田中マルクス闘莉王の負担を軽減し、攻撃では安定的なパスの配給を実現している。
F東京は週半ばに名古屋を意識しつつ、守備のトレーニングにも時間を割いた。ボールの動きに合わせてスライドしながらスペースを埋めるように、チャレンジ&カバーを徹底させた。ポポヴィッチ監督は「やってきたことをしっかりと見せるためにも意思統一を図った。悪い流れが続いているが、次でとめるためにもまとまってやりたい」と話す。
4連敗と4戦無敗。好対照な2つのチームの対戦だが、試合前から勝負は決まっていない。ポポヴィッチ監督はこれまで何度も使ってきた言葉で試合にかける意気込みを語った。
「4連敗のチームと4戦無敗のチームの対戦だが、過去を振り返っても得られることはない。やってきたすべてのことを信じて結果を手繰り寄せるのが我々の唯一の方法だ。一番大切なのは今。この一戦にこれまでと変わらず、すべてを注ぐよ」
以上
2013.04.19 Reported by 馬場康平
J’s GOALニュース
一覧へ【J1:第7節 F東京 vs 名古屋】プレビュー:好対照な対戦!4連敗のF東京vs4戦無敗の名古屋(13.04.20)
- 終盤戦特集2025
- アウォーズ2025
- 明治安田J1昇格プレーオフ2025
- 明治安田J2昇格プレーオフ2025
- J3・JFL入れ替え戦
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- 明治安田Jリーグ百年構想リーグ
- 2025 月間表彰
- 2025 移籍情報
- 2025 大会概要
- J.LEAGUE FANTASY CARD
- 2025 Jリーグインターナショナルユースカップ
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE













