リーグ戦は消化試合が1試合少ないACL出場クラブを除き、今節で中断期間に入る。いわば前半戦の集大成となるだけに、どちらにとっても全力で挑む試合となる。
とはいえ鹿島は西大伍が累積警告により出場停止。開幕以来、ずっと一人で右SBを担ってきただけに、その欠場は痛い。代わりに入る選手が誰になるのか注目されるなか、トニーニョ セレーゾ監督が選んだのは青木剛だった。水曜に行われたヤマザキナビスコカップのセレッソ大阪戦でも、後半途中から青木の右SB起用を試しただけに、既定路線と言える起用である。空いたCBには、昌子源が入りそうだ。先のC大阪の試合は、山村和也と植田直通が起用されたが、どちらも強烈なインパクトを残すことはできなかった。巡ってきたチャンスに昌子は「F東京とは、ヤマザキナビスコカップで対戦して4失点したけれど悪いイメージはない。(岩政)大樹さんと先発するのも初めてだし、リーグ戦での先発も初めて。チャンスをものにするとかよりも、チームが勝つためにがんばりたい」と意気込んでいた。
対するF東京も、何人か怪我人や体調不良の選手を抱えており、ベストな布陣ではなさそうだ。しかし、「右と左に良い選手がいる」とダヴィが警戒心を示したように、ルーカスと東慶悟がサイドから中央に侵入して大きな仕事をする。彼ら二人をうまく捕まえられるかどうかが、鹿島の守備時には問われることになる。特に、東は日本代表に初選出され、この試合では一番の注目を浴びるはずだ。FWには得点王争いに加わっている渡邉千真、今後の去就が注目される李忠成がいるだけに、ツートップへどういうパスを供給するのかも見ものである。注目を集めるなかで、どういうパフォーマンスを示すのか期待は大きい。
ただ、鹿島はリーグ戦のホームゲームでは07年6月30日以来、F東京に負けていない。「得点王を狙っている」と公言するダヴィは相手CBについて「あまりスピードがない」とニヤリ。得意のパワフルな突破に自信を示した。
ここまで守備を整備してきた鹿島は、その堅守の基礎となる4バックを揃えられない。そのなかで、選手が入れ替わっても同じ戦いができるところを見せたいところである。相手は1週間ぶりの試合で、こちらは中二日とコンディションに差はあるが、選手たちは充実している。
どちらのチームも、シーズン終盤には優勝争いをしていることを理想に掲げているだけに、それに相応しいチームであることを証明する試合を期待したい。
以上
2013.05.24 Reported by 田中滋
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