明治安田生命Ｊ１リーグは7日、8日に第20節の9試合が開催される。今節の注目は名古屋vs横浜FMの首位攻防戦だ。今後の優勝争いを占うビッグマッチとなることは間違いない。
横浜FMを勝点4差で追う2位の名古屋は前節、川崎Ｆに2-0と快勝を収めた。好調を維持するキャスパー ユンカーが今節も重要な役割を担うだろう。対する横浜FMは湘南を下し6連勝を達成。こちらはここ5試合で8ゴールと猛威を振るうアンデルソン ロペスに大きな期待がかかる。前回対戦では1-1の引き分けに終わったこのカード。果たして今回はいかなる決着を見るか。
3位の神戸はアウェイで新潟と対戦。前節は札幌と引き分け、連勝はならなかった。それでも終了間際に追いつく粘りを披露。変わらず好調を維持する大迫 勇也を中心に、今節も力強い戦いを見せるはずだ。一方の新潟は前節、広島を下し、6試合ぶりに勝点3を手にした。1得点・1アシストで勝利の立役者となった三戸 舜介のパフォーマンスに注目が集まる。
4位の浦和はホームにFC東京を迎える。前節は鳥栖に競り勝ち、2連勝。9戦負けなしと安定した戦いを続けている。2戦連発と調子を上げてきたホセ カンテが今節も結果を残せるか。FC東京は柏を下し、こちらも2連勝としている。ここ5試合で6得点と絶好調のディエゴ オリヴェイラにかかる期待は大きい。
5位のＣ大阪は鳥栖の本拠地に乗り込む。前節は福岡に敗れ、3連勝はならなかった。チャンスを作りながらも決め手を欠いた攻撃陣が意地を見せたいところだ。一方の鳥栖は浦和に敗れ、8戦ぶりの黒星となった。先手を奪いながらも逆転負けを喫しただけに、リード時の試合運びがポイントになりそうだ。
広島vs鹿島は7位と6位の対戦となる。広島は前節新潟に敗れ、3連敗となった。3試合連続無得点と元気のない攻撃陣の奮起が求められる。鹿島は京都と引き分け、2試合勝利なし。こちらも得点力に課題を抱えているだけに、1点を争う緊迫した一戦となりそうだ。
福岡はホームで札幌と対戦。前節はＣ大阪を下し、連敗を4で食い止めている。持ち前の強度の高い守備が蘇ってきた印象で、今節もこのストロングポイントを活かし、粘り強く試合を進めていくはずだ。一方の札幌は神戸と引き分け、3試合勝利なしとなった。得点は奪えているだけに、隙が生じる守備組織を上手く修正したい。
川崎Ｆはホームに横浜FCを迎える。前節は名古屋に敗れ、4試合ぶりの黒星を喫した。ボール支配で上回りながらも得点が奪えておらず、ゴール前での質をいかに高められるかがテーマとなるだろう。横浜FCはＧ大阪と引き分け、5試合勝利なし。得点力不足に苦しむなか、前回対戦で勝利した相手を再び撃破し、好転のきっかけを見出したい。
Ｇ大阪はホームで京都と対戦。前節は横浜FCと引き分け、連勝が4でストップした。巻き返しを期す今節は、前節不発に終わった攻撃陣に結果が求められる。京都は鹿島と引き分け、3連勝はならなかった。前回対戦で古巣相手に決勝点を決めたパトリックが、再び大仕事をやってのけるか。
柏vs湘南は17位と18位のサバイバルマッチとなる。柏は前節、FC東京に敗れ、8試合勝利なし。一方の湘南は横浜FMに完敗を喫し、4連敗。13試合勝利から遠ざかっている。ともに苦しい戦いが続くなか、何より勝点3が求められる一戦となる。前回対戦では柏が2-1で勝利を収めたが、目に見える結果を手にし、光明を見出すのは果たしてどちらのチームか。
■各試合の見どころをチェック
新潟vs神戸
名古屋vs横浜FM
広島vs鹿島
浦和vsFC東京
柏vs湘南
川崎Ｆvs横浜FC
Ｇ大阪vs京都
福岡vs札幌
鳥栖vsＣ大阪
