明治安田生命Ｊ１リーグは15日、16日に第21節の9試合が開催される。今節を終えれば約3週間のインターバルに突入するだけに、各チームともに結果を出し、いい形で中断期間を迎えたいところだろう。
首位の横浜FMはホームに川崎Ｆを迎える。近年のＪ１リーグを牽引してきた両者の戦いとなるだけに、白熱の一戦が期待される。
横浜FMは前節、名古屋と引き分け、連勝が6でストップした。それでも7戦負けなしと、王者の戦いを続けている。ここ4試合で3得点と好調のエウベルが今節も重要な役割を担いそうだ。対する川崎Ｆは横浜FCを下し、3試合ぶりに勝点3を手にした。こちらは調子を上げてきた宮代 大聖に期待がかかる。今季開幕戦での対戦では横浜FMが2-1で勝利したが、果たして今回はいかなる決着を見るか。
2位の神戸はホームで鳥栖と対戦。前節は新潟に競り勝ち、3戦負けなしとした。頼れるエース、大迫 勇也が今節も結果を残せるか。鳥栖は前節、Ｃ大阪に2-1と逆転勝利を収めた。加入後初ゴールとなる決勝点を決めた富樫 敬真が、今節も大仕事をやってのけるか。そのパフォーマンスに注目だ。
3位の名古屋はアウェイで京都と対戦。前節は横浜FMと引き分け、連勝はならなかった。ゴールを決めた永井 謙佑が今節は出場停止となるだけに、代わってピッチに立つ選手に結果が求められる。京都は前節、Ｇ大阪に敗れ、4試合ぶりに黒星を喫した。2試合連続無得点に終わった攻撃陣が意地を見せられるか。
Ｃ大阪vs浦和は、5位と4位の上位対決となる。Ｃ大阪は前節、鳥栖に敗れ、2連敗となった。水曜日に行われた天皇杯で復帰を果たした清武 弘嗣が嫌な流れを断ち切る役割を担えるか。対する浦和はFC東京と引き分け、10試合負けなしとした。もっともうち5試合が引き分けと、勝ち切れない試合も目立つ。得点力に課題を抱えるなか、前節、Ｊ１通算500試合出場を達成した興梠 慎三に大きな期待がかかる。
広島はホームで横浜FCと対戦。前節は鹿島と引き分け、連敗を3で食い止めたものの、4戦未勝利と苦戦が続いている。鋭いカウンターから同点弾を決めたエゼキエウがチームに勢いをもたらす活躍を見せられるか。横浜FCは前節、川崎Ｆに敗れ、こちらは6試合勝利がない。この間、わずか2得点しか奪えていない攻撃面のテコ入れを図りたい。
FC東京はホームに鹿島を迎える。前節は浦和と引き分け、3連勝はならなかった。それでも監督交代後は負けなしを続けており、流れは悪くないだろう。3戦連続無失点と守備の安定感が際立つだけに、後はいかに点を奪えるか。前回対戦でもゴールを決めたディエゴ オリヴェイラに期待がかかる。対する鹿島は広島と引き分け、3試合勝利なしとなった。こちらも課題は攻撃面。5試合ゴールから遠ざかる鈴木 優磨の一発が待たれる。
札幌はホームで新潟と対戦。前節は福岡に敗れ、4試合勝利なしとなった。2戦連発中のスパチョークがチームに勝点3をもたらす活躍を見せられるか。新潟は神戸に敗れ、今季初の連勝はならなかった。前回対戦でゴールを奪い、前節復帰を果たした太田 修介がキープレーヤーとなりそうだ。
Ｇ大阪はホームに柏を迎える。前節は京都を下し、6戦負けなしとしている。今季初ゴールとなる決勝点を決めた福田 湧矢が再び結果を残せるか。対する柏は湘南と引き分け、9戦未勝利となった。苦しい戦いが続くなか、いかに状況を打破していくのか。就任後まだ勝利のない井原 正巳監督の手腕に注目だ。
湘南はホームで福岡と対戦。前節は柏と引き分け、連敗を4で食い止めたものの、14試合未勝利となった。エースの町野 修斗が移籍したなか、大橋 祐紀ら他のFW陣に結果が求められる。福岡は札幌を下し、2連勝を達成。もっとも今節はルキアンと奈良 竜樹の2人が出場停止となる。攻守の要を欠くなか、いかなる戦いを見せるのか。総力戦で今季初の3連勝を狙う。
■各試合の見どころをチェック
札幌vs新潟
横浜FMvs川崎Ｆ
広島vs横浜FC
FC東京vs鹿島
湘南vs福岡
京都vs名古屋
Ｇ大阪vs柏
Ｃ大阪vs浦和
神戸vs鳥栖
