天皇杯は29日に1回戦の23試合が行われ、Ｊ２の強豪Ｃ大阪が地元・大阪府代表のＦＣ大阪に敗れる波乱が起きた。
Ｃ大阪は前半で2点ビハインドを負うと、終盤に永井 龍が1点を返したものの反撃はここまで。Ｊ１昇格を狙う強豪が1回戦で姿を消すという波乱の展開となった。また、1回戦では下剋上が続出し、群馬がＦＣ岐阜セカンド（岐阜県代表）に1-2で敗戦。栃木は流通経済大学（茨城県代表）とスコアレスの末に迎えたPK戦で敗れた。一方、Ｊ３の藤枝は同じくスコアレスのままPK戦まで持ち込まれたが、こちらは奈良クラブ（奈良県代表）を振り切っている。
このほか、Ｊ１松本はサウルコス福井（福井県代表）に3-0で勝利。昨年のファイナリスト山形は山形大学医学部（山形県代表）を相手に開始1分で失点するも、7-1で逆転勝利を収めている。Ｊ２で首位を独走する大宮は栃木ウーヴァＦＣ（栃木県代表）に4-0の貫録勝ち。磐田は北陸大学（石川県代表）を1-0で、東京ＶはJAPANサッカーカレッジ（新潟県代表）を5-1で下している。
千葉は東京国際大学（埼玉県代表）に3-0で勝利。長崎は佐藤 洸一の4ゴールの活躍で三菱重工長崎SC（長崎県代表）を7-0で下し、徳島もファジアーノ岡山ネクスト（岡山県代表）を7-0で一蹴している。
北九州はJ.FC MIYAZAKI（宮崎県代表）に2-1で勝利。熊本は福岡大学（福岡県代表）を1-0の僅差で下した。水戸はラインメール青森（青森県代表）に4-2と逆転勝ち。Ｊ３鳥取はこの日唯一のＪリーグ対決となったＪ２岡山との一戦を、延長戦の末に2-1で制した。大分は佐賀LIXIL FC（佐賀県代表）を2-0で下している。
