
明治安田J1リーグは4月に第8節から13節までが行われた。また未消化だった5節の川崎Fvs横浜FM、前倒しとなった第20節の浦和vs京都が開催されている。
4月を首位で終えたのは鹿島だ。3月終了時も首位だったチームは、4月に入り3連敗と失速したが、そこから巻き返し11節から3連勝を達成。出入りの激しい戦いとなったが、首位の座をキープした。
勝ち切れない試合も目立った柏は、3勝3分と無敗で乗り切り、2位に浮上。ひとつ消化試合の多かった京都は、一時は首位に立ったものの、13節のG大阪戦に敗れ、3位で4月を終えた。
4月に最も勝点を獲得したのは浦和だ。10節の町田戦から4連勝を達成するなど、5勝1敗で前月終了時の13位から一気に4位に浮上した。松尾 佑介を最前線に置く新たな布陣が機能し、勢いが生まれている。
清水は11節から3連勝を達成し、上位をキープ。福岡は10節終了時点で首位に立ったものの、その後の3試合は勝利がなく、6位に留まった。3月終了時は2位だった町田は、10節から3連敗を喫するなど、7位に順位を下げている。
今季のJ1は安定して結果を出すチームが少なく、節ごとに順位が入れ替わる展開となっている。首位の鹿島から7位の町田までが勝点5差にひしめく状況で、今後も混戦が続いていきそうな気配だ。
ACLEではファイナルに進んだ川崎Fは、リーグ戦では1勝にとどまり、8位に順位を下げた。広島は10節から4連敗を喫し、12位まで順位を落としている。
一方で浮上してきたのは神戸だ。4月は5試合をこなすに留まったが10節からの3連勝を含め、4勝1敗で12ポイントを加算。前月終了時の18位から10位にまで浮上した。
下位に目を向けると、新潟が9節の神戸戦で待望の今季初勝利を挙げると、13節の広島戦にも勝利を収め、最下位から抜け出している。一方、FC東京と横浜FCは1勝に留まり、それぞれ16位、18位と順位を下げた。
2勝を挙げた名古屋はその他の4試合に敗れ、19位から浮上できず。横浜FMは4月に入っても調子が上がらず、12節の清水戦後にスティーブ ホーランド監督を解任。しかし暫定体制で臨んだ13節の浦和戦でも完敗に終わり、最下位に転落した。ここからどのように立て直していくのか。5月の戦いに注目だ。