明治安田J1リーグは19日から21日までに第24節の10試合が開催される。
今節の注目は鹿島vs柏だ。今季ここまでのリーグ戦を牽引してきた4位と首位の直接対決は、今後の優勝争いを占う重要な一戦となる。
ホームの鹿島は前節、川崎Fに敗れ、3連敗となった。3試合連続で複数失点を喫する守備の修正が重要なテーマとなる。対する柏はFC東京を下し、2連勝。4戦負けなしで首位に浮上した。2試合連続ゴール中で6月の月間MVPに輝いた久保 藤次郎に今節もかかる期待は大きい。前回対戦では鹿島が3-1と快勝を収めたが、果たして今回はいかなる決着を見るか。
2位の神戸は岡山の本拠地に乗り込む。前節は湘南に快勝を収め、6戦負けなしと好調を維持する。代表帰りの宮代 大聖に2試合連続ゴールは生まれるか。岡山は広島に敗れ、3連勝はならなかった。終了間際の失点で敗れただけに、試合の終わらせ方がテーマとなる。

3位の京都はアウェイで福岡と対戦。前節は新潟を下し、2連勝とした。ここ2試合で4ゴールを記録するマルコ トゥーリオが今節も重要な役割を担うだろう。福岡は22節の試合で神戸と引き分け、3連勝はならなかったものの、4戦負けなしと安定した戦いを実現している。4試合中3試合でクリーンシートを達成しており、今節も粘り強い戦いを見せるはずだ。
5位の広島は新潟とのアウェイゲームに臨む。前節は岡山を下し、連敗を2で食い止めた。代表活動で大活躍したジャーメイン 良がチームでも結果を残したい。新潟は京都に敗れ、4連敗となった。島村 拓弥ら今夏に加わった4人の新戦力が苦しむチームを救う活躍を見せられるか。
G大阪はホームに川崎Fを迎える。前節はC大阪とのダービーマッチをモノにしたが、水曜日に行われた天皇杯では山形にPK戦の末に敗れている。もっともその試合ではイッサム ジェバリが2ゴールを奪っており、リーグの戦いにもその勢いを持ち込みたいところだ。対する川崎Fは鹿島に2-1で競り勝った。こちらも天皇杯では相模原に苦杯を舐めており、嫌な空気を振り払いたい。高井 幸大が海外に旅立ったなか、代わってピッチに立つ選手の出来がカギを握りそうだ。
FC東京はホームで浦和と対戦。前節は柏に敗れ、3連勝はならなかった。シュートの数で上回りながらも無得点に終わった攻撃陣が意地を見せたい。浦和はクラブワールドカップに参戦していたため、6月1日以来のリーグ戦となる。直近の試合では横浜FCに2-1で勝利した。その試合で2ゴールを奪ったサミュエル グスタフソンが、今節も大仕事をやってのけるか。
湘南はホームにC大阪を迎える。前節は神戸に完敗を喫し、6試合勝利がない。降格圏が背後に迫るなか、太田 修介ら新戦力が救世主となれるか。C大阪はG大阪に敗れ、6試合ぶりの黒星となった。前回対戦で敗れた相手にリベンジを果たし、再び勢いに乗っていきたい。

東京Vはホームで町田と対戦。前節は名古屋と引き分け、連勝はならなかった。堅い守りは備わるだけに、求められるのは得点力。前回対戦で決勝点を挙げた齋藤 功佑が再びヒーローとなれるか。町田は清水を下し、4連勝と勢いに乗る。3戦連発の相馬 勇紀に今節もかかる期待は大きい。
清水はホームに横浜FCを迎える。前節は町田に敗れ、5試合勝利から遠ざかる。2試合連続で無得点に終わったなか、水曜日の天皇杯で決勝点を挙げたドウグラス タンキがリーグ戦でもチームに勝利をもたらす結果を残せるか。横浜FCは横浜FMとのダービーマッチに敗れ、5連敗と苦戦が続く。前回対戦で快勝を収めた相手を再び撃破し、浮上のきっかけを見出したい。
最下位に沈む横浜FMはホームで名古屋と対戦する。前節は横浜FCを下し、5試合ぶりに白星を掴んでいる。もっとも決勝点を挙げたアンデルソン ロペスがチームを離れ、中盤を支える喜田 拓也が出場停止となる。苦しい台所事情のなか、新加入のディーン デイビッドに大きな期待がかかる。名古屋は東京Vと引き分け、連勝はならなかった。天皇杯で待望の今季初ゴールを決めたキャスパー ユンカーが、ここから勢いに乗っていけるか。
■各試合の見どころをチェック
FC東京vs浦和
湘南vsC大阪
鹿島vs柏
東京Vvs町田
清水vs横浜FC
横浜FMvs名古屋
新潟vs広島
G大阪vs川崎F
岡山vs神戸
福岡vs京都













