明治安田Ｊ２リーグは27日と28日に第31節の10試合が開催される。
首位の水戸はホームに藤枝を迎える。前節はいわきと引き分け、4試合連続のドロー。5試合勝利なしと足踏みが続いている。前回対戦で快勝した相手を撃破し、再び勢いを取り戻せるか。藤枝は磐田を下し、3試合ぶりに勝点3を手にした。2ゴールで勝利の立役者となった矢村 健が今節も攻撃を力強く牽引するはずだ。
水戸と同勝点で2位につける長崎は、秋田の本拠地に乗り込む。前節は富山と引き分け、連勝は5で止まったものの、12試合負けなしと安定した戦いを続けている。前回対戦でハットトリックを達成したマテウス ジェズスが再び輝きを放てるか。秋田は甲府と引き分け連勝はならなかったが、3試合負けなしとしている。先制しながら逃げきれなかっただけに、リード時の試合運びがポイントになりそうだ。
上位2チームに1ポイント差に迫る3位の千葉は、ホームで熊本と対戦。前節は愛媛に1-0で競り勝った。殊勲の決勝点を挙げた呉屋 大翔に今節もかかる期待は大きい。熊本は鳥栖に敗れ、3連勝はならなかった。得点は奪えているだけに、4失点を喫した守備の修正がテーマとなるだろう。
4位の仙台はアウェイで札幌と対戦する。前節は山形に快勝を収め、3試合ぶりに勝点3を手にした。今節は攻撃を司る武田 英寿が出場停止となるだけに、代わってピッチに立つ選手の出来がカギを握るだろう。札幌は徳島に2-1で競り勝った。2戦連発の白井 陽斗が今節も結果を残せるか。
2連勝で5位に浮上した鳥栖は今治の本拠地に乗り込む。前節は熊本を4-2で撃破した。ここ3試合で4ゴールを記録する18歳の新川 志音に大きな注目が集まる。今治は大宮を下し、連敗を2で食い止めている。終了間際に決勝点を挙げたウェズレイ タンキが今節も大仕事をやってのけるか。
6位の徳島はアウェイで富山と対戦。前節は札幌に敗れ、2連敗となった。先手を許す試合が続いているだけに、先行逃げ切りパターンへと持ち込みたい。富山は長崎と引き分け連敗を4で止めたが、8試合勝利がない。今季初ゴールを挙げた布施谷 翔がチームに勝点3をもたらす活躍を見せられるか。
磐田vs大宮はプレーオフ出場圏内浮上を目指す7位と8位の対戦となる。磐田は前節、藤枝に敗れ、5試合ぶりの黒星を喫した。19節以来ゴールのないマテウス ペイショットが再びチームに勢いをもたらす活躍を見せたいところだ。対する大宮は今治に敗れ、3連敗となった。今節を前に長澤 徹監督を解任し、宮沢 悠生新監督の下でリスタートを切る。欧州で指導者のキャリアを築いてきた新たな指揮官は、チームをいかに立て直していくのか。その手腕に注目が集まる。
いわきvs甲府は11位と12位の対戦となる。いわきは前節、水戸と引き分け、4連勝はならなかった。13本ものシュートを放ちながら無得点に終わった攻撃陣が意地を見せたいところだ。甲府は秋田と引き分け、連敗を3で止めたものの、4試合勝利がない。ここ5試合で4得点と好調の鳥海 芳樹がチームを勝利に導く結果を残せるか。
山形はホームに山口を迎える。前節は仙台に敗れ、3連勝はならなかった。隙を見せた後半の試合運びがテーマとなるだろう。山口は大分に敗れ、連勝はならず。序盤の失点で流れを悪くしただけに、試合の入りがポイントになりそうだ。
大分はホームで愛媛と対戦する。前節は山口に勝利し、実に13試合ぶりの白星を掴んでいる。殊勲の決勝点を挙げたグレイソンに今節も大きな期待がかかる。対する愛媛は千葉に敗れ、10試合勝利がない。苦しい戦いが続くなか、15節以来ゴールのない佐藤 亮に結果が求められる。
■各試合の見どころをチェック
札幌vs仙台
山形vs山口
いわきvs甲府
千葉vs熊本
磐田vs大宮
今治vs鳥栖
大分vs愛媛
秋田vs長崎
水戸vs藤枝
富山vs徳島
