明治安田Ｊ２リーグは2日に第35節の10試合が同日開催される。
首位を奪還した水戸は、アウェイで甲府と対戦する。前節は札幌を1-0で撃破した。殊勲の決勝点を挙げた20歳の齋藤 俊輔が、今節も大仕事をやってのけるか。甲府は藤枝と引き分け、3試合勝利がない。過去対戦では6試合連続で負けがない（4勝2分）相手を撃破し、復調の足掛かりを築きたい。
2位に転落した長崎は磐田の本拠地に乗り込む。前節は今治と引き分け3連勝はならなかったものの、16試合負けなしとした。3戦連発のエジガル ジュニオに今節もかかる期待は大きい。磐田は愛媛を3-1で下している。今節は得点源のマテウス ペイショットが出場停止となるだけに、他の攻撃陣が意地を見せたいところだ。
3位の千葉はホームに札幌を迎える。前節は秋田と引き分け、連勝はならなかった。11本のシュートを放ちながらも無得点に終わっただけに、ゴール前の質向上が求められるだろう。札幌は水戸に敗れ、こちらも連勝はならなかった。11試合ゴールのないアマドゥ バカヨコが久しぶりに結果を残せるか。
4位に浮上した仙台はアウェイで今治と対戦する。前節は鳥栖に劇的な逆転勝利を収め、3試合ぶりに勝点3を手にした。数的不利に陥りながらも2点のビハインドを跳ね返した勢いを今節にも持ち込み、自動昇格への望みをつなぎたい。今治は長崎と引き分け、4試合勝利がない。勝ち切れない試合が続くなか、複数得点を奪い取るアグレッシブな姿勢が求められるだろう。
鳥栖vs徳島は勝点1差にひしめく7位と5位の対戦となる。鳥栖は前節、仙台に敗れ、6試合ぶりの黒星となった。2点を先行しながらも逆転負けを喫しただけに、リード時の試合運びがテーマとなるだろう。徳島はいわきに敗れ、連勝が3でストップした。チャンスを作りながらも決め手を欠いた攻撃陣が意地を見せられるか。
6位の大宮はホームで秋田と対戦する。前節は山形と引き分け、連勝が3で止まっている。7試合ぶりにゴールを決めた杉本 健勇が、チームに再び勢いをもたらす活躍を見せられるか。秋田は千葉と引き分け、5試合勝利がない。4試合連続で無得点に終わった攻撃陣の奮起が何より求められる。
いわきはホームに藤枝を迎える。前節は徳島を下し、3連勝と勢いに乗る。決勝点を導いた得意のセットプレーが今節もカギを握るだろう。藤枝は甲府と引き分け、連敗を3で止めたものの、4試合勝利がない。2-0で勝利した前回対戦で先制点を決めた金子 翔太が今回も結果を残せるか。
大分はホームで山形と対戦。前節は熊本に競り勝ち、4試合ぶりに勝点3を手にした。3試合連続クリーンシートの堅い守りをベースに、今節も粘り強い戦いを見せるだろう。山形は大宮と引き分け、4戦負けなしとしたが、2試合連続のドローとなった。終了間際の2失点で勝ち切れなかっただけに、試合の終わらせ方がテーマとなる。
熊本vs山口は残留ラインをまたぐ17位と18位の対戦となる。熊本は前節、大分に敗れ、5試合勝利がない。隙を見せたセットプレーの対応がポイントになりそうだ。対する山口は富山を下し、5試合ぶりに白星を掴んでいる。今節敗れれば熊本との勝点差が9に広がる一方、勝利すれば3ポイント差に詰められるだけに、残留に向けた大一番となる。得点源の山本 桜大にかかる期待は大きい。
19位の富山はホームに愛媛を迎える。今節敗れると降格が決まる可能性があるだけに、勝利こそが求められる一戦だ。前節は山口に敗れ、2連敗となった。加入後、まだゴールのない小川 慶治朗がチームを救う活躍を見せられるか。愛媛は前節、磐田に敗れ、降格が決定した。ここまでわずか3勝に留まるなか、残り4試合でひとつでも多くの勝利を手にしたいところ。3試合で8失点の守備組織を立て直し、粘り強い戦いを実現したい。
■各試合の見どころをチェック
いわきvs藤枝
大宮vs秋田
千葉vs札幌
甲府vs水戸
富山vs愛媛
磐田vs長崎
今治vs仙台
鳥栖vs徳島
熊本vs山口
大分vs山形
