明治安田生命Ｊ２リーグは15日、16日に第26節の11試合が開催される。
首位の町田はアウェイで秋田と対戦。前節は東京Ｖと引き分け、3連勝はならなかったものの、7戦負けなしと力強い戦いを続けている。水曜日に行われた天皇杯ではＪ１王者の横浜FMに快勝を収め、勢いをさらに加速させている。横浜FM相手に2ゴールを奪った平河 悠がリーグ戦でも結果を残せるか。対する秋田は熊本と引き分け、3試合勝利なしとなった。なかなか浮上の兆しが見えないなか、前回対戦で勝利した相手を再び撃破し、勢いに乗っていきたい。
2位の東京Ｖはホームに徳島を迎える。前節は町田と引き分け、2試合勝利なしとなった。それでも2点のビハインドを追いついた粘り強さは特筆に値する。加入後すぐさま結果を出した染野 唯月に今節も期待がかかる。一方の徳島は岡山と引き分け、5試合勝利なし。柿谷 曜一朗に久しぶりにゴールが生まれたのは好材料ながら、リードを守り切れなかっただけに、試合の終わらせ方がテーマとなりそうだ。
3位に浮上した磐田は、藤枝とのダービーマッチに挑む。前節は山形を下し、2連勝。7戦負けなしと安定した戦いを続けている。調子を上げてきたドゥドゥに今節も期待がかかる。藤枝は前節、甲府に完敗を喫した。4ゴールを奪われた守備組織の立て直しがテーマとなりそうだ。
4位の甲府はホームに群馬を迎える。前節は藤枝に4-1と快勝を収め、2連勝を達成した。2試合で9得点と攻撃に勢いが生まれるなか、前節2ゴールのピーター ウタカが今節も結果を残せるか。対する群馬は大宮を下し、9試合ぶりに勝点3を手にした。2試合連続ゴール中の高橋 勇利也が注目選手となる。
2連敗で5位に転落した大分は、熊本の本拠地に乗り込む。前節は清水に1-2で敗れている。立ち上がりの失点でリズムを失っただけに、試合の入りが重要なテーマとなる。一方の熊本は秋田と引き分け、4試合勝利なしとなった。それでも水曜日に行われた天皇杯では、Ｊ１の鳥栖を撃破。その試合でともに2ゴールを奪った松岡 瑠夢と道脇 豊が、リーグ戦でも結果を残せるか。
清水vs千葉は、“オリジナル10”同士の国立決戦となる。プレーオフ出場圏内の6位に浮上した清水は前節、大分を下し、3連勝を達成した。3戦連発と絶好調の乾 貴士が今節も輝きを放てるか。千葉は金沢を下し、2試合ぶりに勝利を手にした。こちらは調子を上げてきた見木 友哉に大きな期待がかかる。
岡山はホームで長崎と対戦。前節は徳島と引き分け、2試合勝利なしとなった。得点力に課題を抱えるなか、前節途中出場からゴールを決めた木村 太哉が起爆剤となるか。対する長崎は山口に敗れ、連勝はならず。チャンスを作りながらも無得点に終わった攻撃陣の奮起が求められる。
水戸はホームに山形を迎える。前節はいわきに手痛い逆転負けを喫した。2試合連続3得点と攻撃に勢いが生まれてきた一方、2点のリードを守り切れなかった守備組織を上手く立て直したい。山形は磐田に敗れ、2連敗となった。こちらも3失点を喫した守備の修正がテーマとなるだろう。
山口はホームでいわきと対戦。前節は長崎を下し、2連勝。5戦負けなしと良い流れが生まれている。5試合連続無失点と強度の高い守備が機能しており、今節もハイプレスをベースとした戦いで、主導権を握るはずだ。一方のいわきは水戸に逆転勝利を収め、2連勝。こちらも5戦負けなしとした。4試合連続ゴール中の岩渕 弘人が、今節も重要な役割を担うだろう。
4連敗で降格圏の21位に転落した金沢は、ホームに仙台を迎える。前節は千葉に0-1で敗れている。4試合でわずか2得点の攻撃面にテコ入れを図りたい。対する仙台は今節を前に、伊藤 彰監督との契約を解除。コーチを務めていた堀 孝史新監督の下でリスタートを切る。6戦未勝利と苦しむチームをいかに立て直すのか。その手腕に注目だ。
大宮vs栃木は22位と20位の対戦となる。大宮は前節群馬に敗れ、連勝はならなかった。対する栃木は仙台と引き分け、2試合勝利なしとなった。両者の勝点差は現在9で、大宮が敗れればその差は12に拡大。試合数はまだ残されているとはいえ、さらに苦境に追い込まれることになる。前回対戦では栃木が2-1と勝利を収めたが、リベンジを狙う大宮が意地を見せられるか。その戦いに注目が集まる。
■各試合の見どころをチェック
東京Ｖvs徳島
山口vsいわき
秋田vs町田
水戸vs山形
甲府vs群馬
清水vs千葉
岡山vs長崎
大宮vs栃木
金沢vs仙台
磐田vs藤枝
熊本vs大分
