明治安田生命Ｊ２リーグは3日、4日に第19節の11試合が開催される。
首位の町田はアウェイで千葉と対戦。前節は徳島に敗れ、連勝が3でストップ。7試合ぶりの黒星となった。今節はその試合で退場となった平河 悠が出場停止となるだけに、代わってピッチに立つ選手が意地を見せたいところだ。対する千葉は仙台に敗れ、こちらも連勝が3で止まっている。7試合連続で複数得点を記録できていないだけに、リスクを負った攻撃が求められてきそうだ。
2位の東京Ｖはホームに仙台を迎える。前節はいわきと引き分け、3連勝はならなかった。それでも3試合連続無失点と強度の高い守備が備わっており、今節も安定した試合運びを見せるだろう。対する仙台は千葉を下し、4戦負けなしと調子を上げている。加入後初ゴールを決めた鎌田 大夢が今節も結果を残せるか。
大分vs甲府は、5位と3位の上位対決となる。大分は前節、秋田と引き分け、4戦未勝利となった。得点力不足に苦しむなか、しばらくゴールのない伊佐 耕平に期待がかかる。一方の甲府は大宮を下し、3連勝を達成した。ここ2試合で3得点と絶好調のピーター ウタカが今節も重要なタスクを担うだろう。
4位の長崎は山口の本拠地に乗り込む。前節は磐田を下し、5試合ぶりに勝利を掴んでいる。2ゴールで勝利の立役者となった米田 隼也が再び大仕事をやってのけるか。山口は水戸に競り勝ち、実に11試合ぶりに勝点3を手にした。クリーンシートを達成した組織的な守備を保ち、今季初の連勝を狙う。
6位の清水はアウェイで山形と対戦。前節は金沢に快勝を収め、連敗を2で食い止めている。リーグ最多得点を誇る攻撃的なスタイルで、今節も相手を押し込む戦いを実現できるか。対する山形は熊本を下し、3連勝と調子を上げている。3戦連発中のチアゴ アウベスに今節もかかる期待は大きい。
磐田はホームに秋田を迎える。前節は長崎に敗れ、6試合ぶりの黒星を喫した。終了間際の失点で敗れただけに、試合の終わらせ方がテーマとなるだろう。秋田は大分と引き分け、3試合勝利なしとなった。堅い守りが備わる一方、課題の得点力不足をいかに解消するのか。攻撃陣の奮起が求められる。
岡山はホームで徳島と対戦。前節は栃木に敗れ、実に13試合ぶりの黒星となった。今節は最終ラインの要であるヨルディ バイスが出場停止となるなか、守備の安定感を保てるかがポイントになりそうだ。対する徳島は前節首位の町田を下し、勢い乗っている。ゴール前で違いを見せる柿谷 曜一朗のパフォーマンスに今節も注目が集まる。
金沢はホームに群馬を迎える。前節は清水に敗れ、3連敗となった。3失点を喫した守備の修正もさることながら、3戦無得点の攻撃面のテコ入れを図りたい。群馬は前節藤枝と引き分け、2試合勝利なし。こちらも決定力に課題を抱えるなか、得点源の武 颯に期待がかかる。
その群馬と引き分けた藤枝はホームで栃木と対戦。2試合連続クリーンシートと課題の守備に安定感が生まれつつある。エースの渡邉 りょうに当たりが戻れば、再び勢いが生まれてくるはずだ。栃木は岡山に競り勝ち、5試合ぶりに白星を掴んでいる。値千金の決勝点を決めた根本 凌が今節も結果を残せるか。
いわきはホームに熊本を迎える。前節は東京Ｖと引き分け、3戦負けなしとした。粘り強い守備を保ち、得意のカウンターやセットプレーから得点機を窺いたい。対する熊本は前節山形に0-3と完敗を喫した。エースの石川 大地を負傷で欠いたなか、チャンスを掴んだ粟飯原 尚平が起用に応えられるか。
大宮vs水戸は22位と20位の対戦となる。大宮は前節甲府に敗れ、10試合勝利なし。今季最多の5失点を喫した守備をいかに立て直していくのか。就任3試合目となる原崎 政人監督の手腕に注目だ。対する水戸は山口に敗れ、3連敗とこちらも苦しんでいる。チャンスを作りながらも決め手を欠く攻撃陣が意地を見せたいところだ。
■各試合の見どころをチェック
いわきvs熊本
山形vs清水
大宮vs水戸
金沢vs群馬
藤枝vs栃木
山口vs長崎
磐田vs秋田
千葉vs町田
岡山vs徳島
東京Ｖvs仙台
大分vs甲府
