明治安田J1リーグは17日から19日までに第34節の10試合が開催される。
今節の注目は4位の神戸と首位の鹿島の一戦だ。3連覇を狙う王者が勝点5差で首位に立つチームに挑む構図となる。仮に敗れればその差は8ポイントに拡大し、残り試合数を踏まえれば逆転優勝が厳しくなる状況だ。
神戸は前節、浦和に敗れ、7試合ぶりの黒星を喫した。守備の安定感は保たれているだけに、いかにして得点を奪えるか。エースの大迫 勇也にかかる期待は大きい。対する鹿島はG大阪と引き分け連勝が4で止まったものの、10戦負けなしと力強い戦いを続ける。1-0で勝利した前回対戦で決勝点を挙げたレオ セアラが再び大仕事をやってのけるか。
2位の京都はアウェイで湘南と対戦する。前節は川崎Fと引き分け、連勝はならなかった。前回対戦で快勝を収めたチームを再び撃破し、首位の鹿島に食らいつきたい。湘南は東京Vに敗れ、7連敗。17試合勝利がなく、厳しい状況に追い込まれている。エースの鈴木 章斗が窮地を救う活躍を見せられるか。

3位の柏はG大阪の本拠地に乗り込む。前節は横浜FMを下し、5試合ぶりに勝点3を手にした。先週行われたルヴァンカップでは大逆転劇で川崎Fに勝利し、ファイナル進出を決めた勢いも備わる。川崎F相手に2ゴールをマークした細谷 真大がリーグ戦でも結果を残せるか。G大阪は鹿島と引き分け、連勝が5でストップした。シュート6本で無得点に終わった攻撃陣が意地を見せたいところだ。
5位の広島はホームにFC東京を迎える。前節は終了間際の2ゴールで町田に逆転勝利を収め、2連勝を達成した。柏と同様に先週のルヴァンカップでは横浜FCを撃破し、決勝進出を決めている。怪我から復帰後、状態を上げてきたトルガイ アルスランが攻撃のカギを握るだろう。FC東京は清水と引き分け、2試合勝利がない。代表帰りの長友 佑都がチームに活力をもたらしたい。
町田はホームで福岡と対戦。前節は広島に敗れ、優勝争いから後退した。終盤の2失点で逆転負けを喫しただけに、試合の終わらせ方がテーマとなる。福岡は横浜FCに競り勝ち、連敗を5で食い止めた。決勝点につながったセットプレーが今節もポイントになりそうだ。
川崎Fはホームに清水を迎える。前節は京都と引き分け、2試合勝利がない。ルヴァンカップで柏に逆転負けを喫したダメージも小さくないだろう。過去対戦では14試合連続で負けがない(10勝4分)相性の良い相手を撃破し、再び勢いを取り戻したい。清水はFC東京と引き分け、3試合勝利がない。7試合ゴールのない北川 航也に結果が求められる。

横浜FMはホームで浦和と対戦。前節は柏に敗れ、今季二度目の連勝はならなかった。残留争いから抜け出すためにも、勝点3の確保は必須となる。最前線に立つ谷村 海那に大きな期待がかかる。浦和は神戸を撃破し、5試合ぶりの白星を掴んでいる。加入後初ゴールをマークしたイサーク キーセ テリンがここから勢いに乗っていけるか。
横浜FCはホームに名古屋を迎える。前節は福岡に競り負け、6試合ぶりの黒星となった。得点力不足に苦しむなか、19節以来ゴールのないルキアンの復調が待たれる。名古屋はC大阪を下し、3試合ぶりに勝利を収めた。加入後初ゴールをマークした木村 勇大が今節も結果を残せるか。
岡山はホームでC大阪と対戦する。前節は新潟と引き分け、6試合勝利がない。守備の安定感は備わるだけに、求められるのは決定力。江坂 任ら攻撃陣が意地を見せられるか。C大阪は名古屋に敗れ、3連敗となった。複数失点が続く守備組織の立て直しがテーマとなりそうだ。
東京Vはホームに新潟を迎える。前節は湘南に勝利し、3試合ぶりに勝点3を手にした。殊勲の決勝点を挙げた染野 唯月が今節も結果を残せるか。対する新潟は岡山と引き分け、14試合勝利がない。残留ラインとなる17位の横浜FMとは9ポイント差で、今節敗れると、いよいよ厳しい状況に追い込まれることになる。今季はまだゴールのない小野 裕二がチームを救う活躍を見せたい。
■各試合の見どころをチェック
神戸vs鹿島
広島vsFC東京
東京Vvs新潟
町田vs福岡
川崎Fvs清水
横浜FMvs浦和
横浜FCvs名古屋
G大阪vs柏
岡山vsC大阪
湘南vs京都













