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2019 明治安田生命Jリーグ終盤戦特集
2019 明治安田生命Jリーグ終盤戦特集

2016Jリーグ開幕特集

山形
山形

格段にアップしたスピードとモビリティ。1年でのJ1復帰を狙う

今季のみどころ

一昨年のJ1昇格時のメンバーを多く残した昨シーズンは30歳代の選手が多かったが、J2降格を機にその選手構成を大幅に刷新。石﨑信弘監督が続投し戦い方のベースを継続する一方で、20歳代前半を中心に11名の新戦力を迎えている。目標は1年でのJ1復帰に定めたが、昇格後も短期間でJ2に戻ることなく、その先の定着までを視野に入れた中での若返りであり、再構築だ。

大幅刷新とはいえ、昨シーズンまでのレギュラークラスはほぼ残留し、さらに長期離脱していた伊東俊や松岡亮輔も加わることになる。そこに新戦力がどこまで食い込めるか。大きな期待を受けるのが、ディエゴ ローザと佐藤優平だ。ディエゴ ローザは一気に裏へ抜け出せるスピードを有し、ゴール前ではよりいい位置にいる味方を使う冷静さもある。佐藤は圧倒的なモビリティを特長とし、中盤で攻守にわたり主導権を握ってゲームメイクができる。

新戦力はスピードやモビリティを特長とする選手が多い。そうした要素をチーム戦術の中に組み込むためにも、連係の構築は欠かせない。また、経験値の少ない若い選手たちが力を付け、主力との差をどこまで縮めるかもチームの成長に直結する重要なポイントとなる。

積雪の影響で長いキャンプ期間を強いられることもあり、開幕戦の勝率は低い。最近の勝利は、初昇格で磐田に6-2の大差で勝利した09年まで遡らなければならない。さらに今シーズンは開幕から3試合遠方のアウェイが続く。この3試合を乗り切り、いい形で第4節のホーム開幕戦につなげたい。

Reported by 佐藤円

開幕時の予想布陣
開幕時の予想布陣

一昨年の途中に4-2-3-1からシステムを変更し、以降は3-4-2-1をベースに戦ってきたが、今シーズンはそれをさらに進化させるべく、中盤ダイヤモンドの3-6-1をベースにすることが有力だ。

中盤をダイヤモンド型にする3-6-1は、これまでも対戦相手によってたびたび採用されてきたシステム。3-4-2-1では、前線の3枚でハイプレスをかけるが、広いバイタルエリアをボランチ2枚で対応する必要があり、特にロングボールが多い相手や強力なフォワードを擁する相手との対戦では苦戦を強いられてきた。中盤の枚数を増やし、バイタルを埋めるのが理由の一つ。

もう一つの理由は、新加入の佐藤優平のモビリティを最大限に生かすこと。アンカーを含むダイヤモンドであれば、佐藤が敵陣深くボールを追ってもよりバイタルをケアしやすい。また、中盤には川西翔太や伊東俊など足元でボールを受けられるタイプの選手が多い。ボールを保持する中で縦を狙うシーンがこれまで以上に増えそうだ。

その「縦」を担うのがディエゴ ローザだ。背後への飛び出しを献身的にできるタイプで、スピードもある。一気にキーパーとの1対1に持ち込む能力を持っているが、これを警戒し、相手がラインを下げるようなことがあれば、中盤でのパス回しがさらに容易になる。

新加入選手が多いだけに、特に攻撃面でイメージを共有するまでに多くの時間を要するが、サイドからのクロスも含め、バリエーション豊富でダイナミックな攻撃が期待できるシステムができつつある。

Reported by 佐藤円

※予想スタメンは2月7日時点のものです。

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