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2019 明治安田生命Jリーグ終盤戦特集
2019 明治安田生命Jリーグ終盤戦特集

2016Jリーグ開幕特集

横浜FC
横浜FC

ミロシュ ルス体制2年目。まずは守備を安定させ、J1昇格プレーオフ圏内を目指す

今季のみどころ

今季の横浜FCの最大のニュースは、何といっても昨年途中まで指揮を取り、成績不振と体調不良から辞任したミロシュ ルス監督が再登板することだろう。序盤は好調を保ち、第23節には7位まで上昇した手腕をクラブが買ってのものだが、その後は8連敗を喫するなどクラブ初のJ3降格危機を招いただけに、不安なシーズンのスタートとなる。

とはいえ、昨季ダメだったところが最初から分かっているという点は、ポジティブな要素と言えなくもない。選手たちの危機感は相当に強く、「今年は僕たちからも『こうしたほうがいいんじゃないか』というのを、どんどん監督に言っていく」と、キャプテン寺田紳一は語気を強める。特に昨季J2ワースト3位の58失点を喫した守備に関して、キャンプから選手と監督、コーチングスタッフでミーティングを重ね、ベストなやり方を模索。ブロックを引いて待ち構えるだけでなく、前線から積極的にプレスを掛ける守備に、練習試合を通じて選手たちも手応えを感じている。

問題はこちらも昨季J2ワースト2位だった得点力。守備が安定すればある程度得点も増えると見込まれるし、最終ラインには縦パスの意識の高い選手を補強した。ルス監督が去年と継続して掲げる「縦に速いサッカー」を、今年はより質を高く実現できそうだが、FWの層は薄く、絶対的な点取り屋も不在の状況は心細い。今季のチーム目標「プレーオフ圏内、できれば自動昇格」へ、ユース昇格第1号でプロ5年目を迎える小野瀬康介、大卒3年目の野村直輝ら、前線の若い選手の成長に期待したい。

Reported by 芥川和久

開幕時の予想布陣
開幕時の予想布陣

今年37歳を迎える南 雄太が、今季も正守護神に収まりそうだ。ただ、GK陣は昨季より一人少ない3人体制で臨むだけに、渋谷飛翔や高丘陽平のモチベーションも高く、水面下での競争は激しくなりそうだ。

今季の補強の重点ポイントだった最終ラインには、山形からJ1経験も豊富な西河翔吾、左サイドバックに岡山から運動量豊富な田所 諒が加入。負傷で出遅れてはいるが、指揮官と同じスロヴェニア人で、母国の世代別代表で師弟関係にあった新加入のデニス ハリロヴィッチも、万全であれば当然レギュラー候補。昨季のDFリーダー野上結貴とレベルの高い争いを繰り広げることで、戦術面の整備とともに守備とビルドアップは安定してくるだろう。

中盤では、昨季主にボランチを努めていたキャプテン寺田紳一を今季は本来の2列目でプレーさせる意向。そのキープ力、アイディアをより前線で生かし、90分間アップダウンできる田所とのコンビネーションも武器になりそうだ。攻撃的な志向を持つルス監督は、ボランチにも攻撃センスのある選手を優先する傾向にあるが、状況によってはベテランの安 英学、新加入の大﨑玲央ら守備に強みを持つ選手の起用もあるだろう。

FWの新戦力の目玉は、2013年に徳島をJ1昇格に導いたストライカー津田知宏。DFラインと駆け引きし、裏へ抜ける上手さと決定力に期待がかかる。もちろん昨季チーム得点王にしてアシスト王の大久保"ジャンボ"哲哉に加え、ユース卒の期待の星・小野瀬康介も主力の座を虎視眈々と狙っている。そして昨季3ゴールを挙げ、48歳になってなお衰えぬ"キング"三浦知良も、ゴール前での勝負強さを見せてくれるはずだ。

Reported by 芥川和久

※予想スタメンは2月11日時点のものです。

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