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2017Jリーグ開幕特集 2017Jリーグ開幕特集

町田
町田

町田は心配を「チャレンジャー精神」に、課題を「伸びしろ」に変えられるか?

今季のみどころ

「見どころ」なのか「心配の種」なのかは分らないが、今季の町田には少し気になる巡り合わせがある。

昨季の町田は序盤戦で首位に立つ快進撃を見せた。しかし15年にJ2昇格を果たした金沢も一時は首位に立つ快進撃を見せつつ、16年は21位に低迷している。

昨季の町田は7位という好成績を収めた。しかし14年のJ2で7位だった大分、15年のJ2で7位だった北九州はその翌年にJ3へ降格している。

もちろんジンクスはいつか終わるし、自力で断ち切ればいい。とはいえ昇格2季目のチームは、前年に快進撃を見せたクラブの翌シーズンは、得てして厳しい戦いになりやすい。逆にそういう危機感を程よく持てれば、町田は今季もチャレンジャー精神を持ち続けられるだろう。

もう一つの見どころ、重要な変化はチームの若返りだ。平均年齢が30歳に迫る試合もあったチームが、今季は若い人材を多く迎え入れた。DF藤井 航大(26歳)、DFボリス タタール(23歳)、DF大田 隼輔(22歳)、MF奥山 政幸(23歳)、MF吉濱 遼平(24歳)、MF平戸 太貴(19歳)、FW遠藤 純輝(22歳)といった新加入選手は、レギュラー争いに絡み得る能力の持ち主でもある。

チームリーダーの李 漢宰が「新戦力は若い選手が多いけれど、まだまだ手探り状態。自分を出し切れていない部分がある」と評するように、プレーや声といった部分でまだ遠慮が見て取れることも事実。そこはチームの課題であり、伸びしろだろう。

Reported by 大島 和人

開幕時の予想布陣
開幕時の予想布陣

相馬 直樹監督が指揮を執る限りにおいて、町田の布陣は[4-4-2]で変わらない。コンパクトな形から球際に激しく寄せる守備、速さと厚みを兼ね備えた攻撃という持ち味も16年と同様だ。

相馬監督にとっての最大の悩みどころはおそらくFWの人選。昨季のリーグ戦全てに先発した中島 裕希は前線の軸で、相棒探しが大きなポイントとなる。もう一人のエース格である鈴木 孝司は、1月末に左アキレス腱を再断裂して長期離脱中。16年の終盤戦で目覚ましい働きをした仲川 輝人も、今季は期限付き移籍から横浜FMに復帰した。

現状では戸島 章と岐阜から新たに加入した遠藤 純輝がFWのポジションを争っている。ただ戸島は昨季の途中からサイドハーフ起用が多くなっている選手。遠藤も16年は2試合しか出場できていない。個で点を取るという部分は計算の難しい二人で、彼らの「活かし方」には工夫が必要だろう。一方で昨季は中村 祐也が右MFで得点を量産している。この2トップがボールを追う、競る、スペースを作るといった動きで周りを活かす側に回ることは当然ながら可能だ。

昨季の町田は2トップのフルタイム出場が多かったものの、今季は途中交代の活用が必要だ。相馬監督も「攻守のバランスを見ながら、ゲームは90分なので、ゲームを作る部分と、最後取りに行くところの準備をしなければいけない」と口にしている。FW陣の特徴を見極め、時間帯に応じた組み合わせを探っていく作業が、開幕に向けた最後の詰めだろう。

Reported by 大島 和人

※予想スタメンは2月9日時点のものです。

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