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2017Jリーグ開幕特集 2017Jリーグ開幕特集

岡山
岡山

長澤カラーが色濃く、勢いよく表現されるシーズン

今季のみどころ

昨年のメンバーから約3分の1の選手が入れ替わった岡山。主力として働いた選手の多くが岡山を去ったが、そのダメージはゼロに近い所まで持って来れたのではないか。そんな予感のする開幕前だ。

新加入選手は11名で、そのうち4名が新卒選手。岡山の下部組織出身で昨年、高校生としてファジアーノ岡山ネクストで結果を出してきた石川 隆太ら、フレッシュで活きの良い選手もいる。ダメージをダメージとしない勢いがある。

これまで数回行われた練習試合を経て、「新加入選手も既存の選手もチームに対して良いアプローチをして、新しいものが生まれている。段々と面白みが出て来た」と話すのは、岡山で9年目を迎える澤口 雅彦選手だ。

良いアプローチの結果として、まず目につくのは最終ラインのハーモニーだ。昨年までの2年間、ここには岩政 大樹という絶対的存在のキャプテンがいた。彼が抜けたことで守備陣は再び、自身の能力とリーダーシップの確認に取り組んだ。とくに岡山がリーグ上位の失点数の少なさを誇っていた時代と、その後の、得点が奪えるようになった時代にゴール前で身体を張って来た選手らは、個の持ち味をあらためて表現する段階に入っている。そして互いに認め合った上で、阿吽の呼吸が生まれ始めている。

面白みという点では、様々なポジションに得点シーンを作れる選手が揃っている。昨年とは違う個性が加わり、既存選手との間に起こる化学反応は七変化しながら、攻撃面でシーズンを通して楽しませてくれるだろう。

すべてを統括する長澤 徹監督は、「もともと持っていたファジアーノ岡山の姿をより濃く出し、対戦相手からは、『何だ、これ』と思われるようなチームを作り上げていく」と語る。就任3年目の今季は、長澤カラーが勢い良く、色濃く現れるシーズンとなるだろう。

Reported by 尾原 千明

開幕時の予想布陣
開幕時の予想布陣

フォーメーションは昨年までに引き続き、【3-4-3】を採用。守備陣では、GKにリオオリンピックメンバーの櫛引 政敏、山口で実戦経験を積んだ一森 純と、的確な補強がなされた。最終ラインには怪我からの復帰が待たれる選手もいるが、もともと層が厚い所に久木田 紳吾が戻った。頼もしく見えるのは、昨季のレギュラーである竹田 忠嗣、篠原 弘次郎と、新加入の喜山 康平の並びだ。この3人の調和は新しい岡山の壁を築き、攻撃の起点となるだろう。ニューフェイスにも注目だ。JFAアカデミー福島から加入した18歳の下口 稚葉は、「厚く信頼されたDFが多いこのチームで、試合に出るためには彼らよりも練習して、準備していかなければ」と話す。

中盤から前線は、連係から生まれる化学反応が楽しみな場所だ。一昨年の途中からボランチを務めた矢島 慎也が抜けた穴を埋める、という発想は不要。J1昇格プレーオフ決勝まで戦った昨年の経験からひと回り大きく成長した選手たちが、伸び伸びとプレーすることが求められる。新加入の大竹 洋平と石毛 秀樹は、「自分らしさを出して勝負したい」と、同じことを言っている。彼らが与えられた指示以上のことをやり、持ち味を発揮できる舞台として選んだのが岡山なのだ。

これに対して長澤 徹監督は、「思い通りに行くよう、思いきりやって」と言う。練習中でも予想を超えたプレーをしてきた伊藤 大介をはじめ、ほかの選手も存分に自身を表現していけば、強烈な量のエネルギーが巡りそうだ。

先日、怪我が発表され、開幕戦に赤嶺 真吾は間に合いそうにないが、今年の岡山もワクワクするサッカーを見せてくれるはずだ。

Reported by 尾原 千明

※予想スタメンは2月7日時点のものです。

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