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JリーグYBCルヴァンカップ30周年記念「にじさんじ」とのコラボレーション
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2017Jリーグ開幕特集 2017Jリーグ開幕特集

山形
山形

成否のカギは、戦術の浸透度と個々の成長

今季のみどころ

3シーズン指揮を執った石﨑 信弘前監督の退任とともに、守護神の山岸 範宏やディエゴ、川西 翔太など14年の「ミラクル昇格」の立役者となった主力メンバーを含む12人がチームを離れ、チームは大幅に刷新された。

水戸、千葉、愛媛とJ2での豊富な監督経験を買われて就任したのは木山 隆之監督。山形が伝統的に継承してきたハードワークを活かしつつ、木山監督のコンセプトに沿って補強された新戦力を加え、ニュー・モデルの山形を構築中だ。

その中でももっとも強く打ち出しているのが攻撃時のビルドアップ。昨シーズンまでは得点力不足を課題に抱えていたが、攻撃の道筋をより明確にしながら、キーパーや最終ラインからしっかりとボールをつなぐ意識を高めている。これにより、敵陣に踏み込む回数は昨シーズン以上に増えそうだが、ラストパスやフィニッシュの精度が高まらなければ、コンスタントに勝点3を積み重ねることはできないだろう。さらに、ボールを失った瞬間の隙を生じない守備への切り換えも、完成度を上げていかなければならない。

これまで2度の昇格を果たしたことを受け、クラブは将来的な目標としてJ1定着をより明確にし、木山監督もことあるごとにそれについて言及するなどチーム内でも共通認識になっている。クラブがたどってきた過去を教訓とするなら、プレーオフを経ての昇格では、定着は難しい。だからこそ、今シーズン掲げた目標は「J2優勝」。

長いシーズンを高いモチベーションのまま駆け抜けるためにも、まずは昨シーズン8戦未勝利に終わった開幕からのスタートダッシュを実現したい。

Reported by 佐藤 円

開幕時の予想布陣
開幕時の予想布陣

ベースは木山 隆之が愛媛時代に採用していた3-4-2-1。山形も昨シーズンのメインフォーメーションにしていたことから、導入はスムーズに行われた。ただし、メンバーが大幅に入れ替わっていることから、早くから戦術面を含めた共通認識の構築に取りかかり、多くの時間をかけてきた。

今シーズンはバランスよく補強を実践し、各ポジションで複数の選手が競争する状況が生まれている。チームの統一したコンセプトを浸透させる中、同じポシジョンでも選手の特徴の違いによってバリエーションを生み出せる。

新守護神には愛媛でプレーした児玉 剛が有力。昨シーズンの群馬で正GKに定着した富居 大樹もいる。3バックのセンター候補には新加入の菅沼 駿哉と愛媛でレギュラーだった茂木 力也がいるが、京都との開幕戦には古巣対戦となる菅沼がより近い位置にいる。

ボランチ2枚は、加入1年目でチームキャプテンに就任した本田 拓也がまず当確。もう1枚は、ビルドアップや展開力を重視するなら風間 宏希、運動量や守備力重視であれば松岡 亮輔や中村駿という選択肢になる。

1トップ2シャドーは阪野 豊史、瀬沼 優司、鈴木 雄斗の組み合わせが有力だが、トップには昨シーズン山口で11得点を挙げた中山 仁斗、シャドーには新加入の南 秀仁、既存の汰木 康也、永藤 歩などもいることで多くのバリエーションを準備できそうだ。

Reported by 佐藤 円

※予想スタメンは2月8日時点のものです。

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