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JリーグYBCルヴァンカップ30周年記念「にじさんじ」とのコラボレーション
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2017Jリーグ開幕特集 2017Jリーグ開幕特集

山口
山口

選手大幅入れ替えも心配無用。山口らしい志のサッカーを継続

今季のみどころ

次々と発表される選手移籍のリリースに頭を抱えた日々はもう過去のものだ。山口は今シーズンも昨年と変わらぬ魅力に満ちたパスサッカーを続ける。また、それを実行するだけのポテンシャルを持った戦力が整った。指揮官・上野 展裕監督は1月から2月にかけて3度のキャンプを行い、最長で1日あたり6時間に迫る熱の入った練習メニューを構成。集まった選手たちのポテンシャルやエネルギーを引き出し、能力と能力をぶつけ、戦術の中に落とし込んでいった。心配はない。今年も山口のすべてが見どころになる。

山口の超攻撃的なサッカーの軸となるのはボランチとサイドバック。観念的かもしれないが、ボランチの気遣いとサイドバックの運動量がこのスタイルを支える。人間の体で例えれば背骨とも、骨盤とも、あるいは心臓とも言える彼らのポジション。2年ぶりに山口でのプレーとなった小塚 和季、タフさに磨きが掛かる香川 勇気、札幌から期限付き移籍で加入し戦術理解が進む前 貴之らが躍動する。

充実したキャンプを通じて、ボランチと周囲の選手とのコンビネーションは確実に良くなってきた。サイドバックが動き出すタイミングがぴたり合う瞬間も多い。もちろん何年もプレーしてきた選手ほど完璧ではないが、非常に速いテンポで連係が深まってきている。開幕からハイクオリティのサッカーを繰り広げるはずだ。

指揮官が目指すのは「志のサッカー」。いっそう成熟していく過程を楽しみに、シーズンの最後まで見ていてほしい。

Reported by 上田 真之介

開幕時の予想布陣
開幕時の予想布陣

システムや顔ぶれは開幕戦当日にメンバーが発表されるまで分からない。それは何も秘密のベールに閉ざされているわけでも、少しでも勝ちたいからと筆者が書けるペンを折っているわけでもない。今季の戦力は粒ぞろいで誰にもスタメンの可能性があり、現時点で明確に主力とサブを分けるだけの材料がないから。しかも、何人もの選手が複数のポジションをやってのけるのだから、「少数精鋭のチーム(上野展裕監督)」の地力は恐ろしい。

特に前線はどこでもできるタレントが揃い、図上はトップ下としている米澤令衣はサイドやFWなどで出るかもしれないし、名前は出ていないがチーム最年少の和田昌士が彼のポジションを奪っているかもしれない。もっとも、開幕戦が岐阜で第2節が福岡だということを考えたら、岐阜に移籍した庄司悦大をよく知る選手を開幕戦で、福岡との対戦経験がある選手を2戦目で、という使い分けも考えられる。

他方、守備的な選手は職人気質な専門職が並ぶ。小塚 和季はパサーとしてJ2昇格以前の山口で急成長。今年は特徴を知る岸田 和人と岡本 英也の両FWをうまく走らせたいところ。また、三幸 秀稔と髙柳 一誠は戦術理解力が高く、クレバーに立ち回れる。気づけば前まで飛んでいっている小塚を彼らならしっかりカバーしてくれる。

最終ラインでは渡辺 広大と福元 洋平の息がぴったり。ラインコントロール、チャレンジ・アンド・カバー、ボケ&ツッコミ、そのどれをとってもチームにしっかりとした秩序を与えている。ここも楽しみなコンビだ。

全体としては昨季から顔ぶれは変われども、ベースは変わらず、山口らしいサッカーができる組み合わせで開幕戦に挑むことになる。

Reported by 上田 真之介

※予想スタメンは2月6日時点のものです。

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