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JリーグYBCルヴァンカップ30周年記念「にじさんじ」とのコラボレーション
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東京V
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スペイン流への挑戦。カルチャーショックでチーム再建なるか

今季のみどころ

クラブ史上初のスペイン人監督・ミゲル アンヘル ロティーナ監督の招聘が、まず今季最大の見どころと言えよう。RCDエスパニョール、レアル・ソシエダ、デポルティーボ・ラ・コルーニャ、ビジャレアルCFなど、スペインリーグの名門クラブを率いてきた名将が、初めての日本で何をもたらし、結果として表すことができるのか、大きな注目が集まる。

これまで指揮を執ってきたチームの戦い方から、来日前は「守備的なサッカーになるのでは」との憶測が囁かれていた。だが、実際に始動してみると、いわゆる“守備的”という表現とは、少し違った印象だと選手たちは証言する。とにかく、守備時のポジショニング、ボールを受ける体の向き、プレスのかけ方、誰がカバーするのか、スライドの仕方など、決まりごとが非常に細かく、多い。だが、それは「ゴールをベースに、誰がどこに立つのかという基本的な部分を落とし込んでいるだけ。一番重きを置いているのは、ボールを大事に、自分たちが主導権を握るということという意味では、これまでのサッカーと変わらない」と、中野 雅臣。新指揮官も、「敵ではなく、自分たち主導で、ゲームを支配する」をフィロソフィーに掲げている。「ゲームを支配するというのは、試合の各状況を支配するという意味であって、ポゼッション率が高いという意味ではない。もちろん、ポゼッションも大事ですが、それ以上に、相手にとって危険な状況を作り出すということを求めていきます」。

かつて、黄金期を築いた当時のサッカーのイメージから、『ヴェルディ=ポゼッション』と表現され、実際にスタイルとしてきた。だが、それだけでは勝てないことは、2008年を最後にJ1から遠ざかっている現状が何よりの証拠だろう。その中で、良くも悪くも“ヴェルディ色ゼロ(0)”のロティーナ監督が主眼とするのは、昨今最も欠けていた『勝つため』のサッカーといえる。選手のほとんどが、外国人監督が初ということもあり、完全に浸透するまでには多少の時間はかかるかもしれないが、待つ価値は、間違いなくある。

Reported by 上岡 真里江

開幕時の予想布陣
開幕時の予想布陣

外国籍監督となり、レギュラー争いは真っ新な状態からスタートとなる。システムは、基本形が3-4-3布陣。「後方からのビルドアップ」に強いこだわりがあり、GKにもフィールドプレーヤーの一人としての要素を強く求めている。その意味では、足元の技術、試合中の落ち着きなどを含め、GK陣の中で最も経験豊富な武田 博行が最有力候補と見る。

DFは、既存メンバーでは、平 智広、畠中 槙之輔の評価が急上昇。同時に、新加入の内田 達也にも高い期待を寄せているが、練習試合ではボランチ起用も試している。指揮官は最終的にどのような判断を下すのだろうか、現時点では判断しかねる。

そのボランチは、中後 雅喜、井上 潮音のコンビが最有力と見る。だが、前述の通り新加入の内田、さらには元日本代表の橋本 英郎、新鋭の渡辺 皓太など、能力高い顔ぶれが揃っており、シーズン通して高いレベルでのレギュラー争いもまた、見どころとなりそう。ウイングバックは、残念ながら右のレギュラー候補だった澤井 直人がアキレス腱断裂で6ヶ月の戦線離脱。安西 幸輝、高木 純平に期待がかかる。左では、昨季主力として活躍した安在 和樹に加え、中野 雅臣の台頭が目立つ。一列前のFW起用の可能性もあり、今季ブレイクの予感漂う選手として注目したい。

FWは、1トップ2シャドーを敷く形がベースとなりそう。右FWの最有力は高木 大輔だが、ウイングバックの機能具合によっては、運動量豊富な彼を一列下げる可能性は十分考えられる。その場合は、同じく運動量が自慢の梶川 諒太がチャンスを得るだろう。左は兄・高木 善朗が不動とみるが、二川 孝広という選択肢もあり、層の厚さが心強い。1トップにはアラン ピニェイロ、ドウグラス ヴィエイラの両外国籍選手、さらに平本 一樹も控えており、中盤との組み合わせ含め、バリエーションは豊富だ。

Reported by 上岡 真里江

※予想スタメンは2月9日時点のものです。

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