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JリーグYBCルヴァンカップ30周年記念「にじさんじ」とのコラボレーション
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2017Jリーグ開幕特集 2017Jリーグ開幕特集

大宮
大宮

好成績をフロックとしないために。イニシアチブを取って上を目指す

今季のみどころ

J1復帰初年度の昨季は年間勝点5位という好成績を収めた大宮。ただ、昇格初年度のチームの躍進はしばしば見られるものであり、過去に持たれていた“残留争いのチーム”という印象を覆していくためにも、今季は昨季の好成績がフロックではなかったと示す必要がある。

戦い方のベースとなるのは、昨季の2ndステージ中盤から飛躍的に完成度を高めつつある“攻守にイニシアチブを取るサッカー”。守備では自分たちからボールを奪うために動き、攻撃ではしっかりとボールを動かしながら相手の急所を突く機を逃さない。たとえポゼッションを高められない試合でも、センターバックの菊地 光将、河本 裕之を中心にチーム全体が粘り強く戦い、勝点を拾えることが強みだ。

懸案事項としては、昨季の躍進を前線から牽引した家長 昭博(→川崎F)、泉澤 仁(→G大阪)の2選手が移籍してしまったことがある。優勢の試合では試合を決定付け、拮抗あるいは劣勢の試合では起死回生の打開力を示してきた両者の移籍は間違いなく痛い。

しかし、新たに獲得した選手たちも負けず劣らずの実力者がそろう。大前 元紀は前線の得点力を上積みできる存在であり、長谷川 アーリアジャスールは攻撃のバリエーションを増加させるためのキーマンだ。中盤でイニシアチブを取るためには茨田 陽生も多大な貢献を期待できる。家長と泉澤の幻影を追うことなく、新戦力を生かし切ることができれば、昨季との比較でチーム力をアップさせることも可能だろう。

クラブが掲げた今季の目標は「勝点50以上、年間9位以上」。まずは堅実な目標設定をクリアし、そこから昨季同様に“上”を目指す戦いに挑みたい。

Reported by 片村 光博

開幕時の予想布陣
開幕時の予想布陣

昨季の躍進のベースとなった4-4-2(4-4-1-1)が今季も基本線となることは間違いない。

守備では前線からのプレッシングとリトリートを状況によって使い分け、いずれの場合もハードワークと粘り強さを武器にしてゴールに鍵をかける。そして攻撃に移れば連動した動きによってパスコースを作り出し、時に素早く、時にじっくりと相手ゴールに迫っていく。

チームを支える守備陣に大きな変化はない。菊地 光将、河本 裕之はもちろん、昨季を通して安定したパフォーマンスを継続した大屋 翼、奥井 諒の存在は心強く、塩田 仁史と加藤 順大が競い合うゴールマウスも健在だ。主力の離脱がなく、新戦力として即戦力候補の大卒ルーキー・河面 旺成を加えた陣容は充実している。

中盤では、昨季終盤に定着した横谷 繁と大山 啓輔のダブルボランチが中心と予想されるが、新戦力の茨田 陽生も定位置を争う。彼ら3人に共通するのはボールテクニックに長け、戦術理解度も高いこと。最良の組み合わせの模索はもうしばらく続きそうだ。

サイドハーフはチーム屈指の激戦区。マテウス、清水 慎太郎といった既存戦力だけでなく、江坂 任や横谷 繁がここに回る可能性もあり、さらに長谷川 アーリアジャスールや瀬川 祐輔も加入した。泉澤 仁はG大阪へと去ったものの、少なくとも総合値では昨季にも見劣りしない。

前線はやはり家長 昭博の離脱が痛い。しかし大前 元紀の獲得、江坂のFW起用によって新たな攻撃の形が確立されれば、チームの戦い方の幅も広がる。昨季は本領を発揮できなかったドラガン ムルジャやネイツ ペチュニク、FW起用も考えられる瀬川らの働きによっては、昨季とは一味違う形で得点力を増すことも期待できる。

Reported by 片村 光博

※予想スタメンは2月6日時点のものです。

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