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2017Jリーグ開幕特集 2017Jリーグ開幕特集

仙台
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目指すは“ストロングなチーム”。システム変更の効果は?

今季のみどころ

15年の年間勝点は14位、16年は12位。世代交代や戦術の最適化を進めながら選手層を底上げしてきたものの、仙台は二桁順位が続いている。昨季の仙台は人数をかけた攻撃により相手陣内でゲームを展開することも増えたが、そういう試合をモノにすることができなかったり、逆転勝ちが一度しかなかったように先制されると脆かったりという弱さがあった。

昨季終盤の時点で渡邉 晋監督が「グッドなチームからストロングなチームにならなければいけない」と繰り返すように、新しい仙台のスタイルを作るところで止まるのではなく、そのスタイルで勝利という結果を残す強さに、前年以上にこだわるシーズンとなる。

そのために、より効果的にボールを動かし、フィニッシュにつなげるため基本システムを変更。さらに、このスタイルに合い、且つタイトル争いの経験を持った石原 直樹や平山 相太のような即戦力候補を補強した。松本への期限付き移籍から復帰したシュミット ダニエルも「仙台にタイトルをもたらせるようになりたい」と言葉に力を込める。

勝利のためのシステム変更、戦力補強、そして何より厳しくなったチーム内競争の効果は出るか。攻撃性を増したことで満足することなく、より多くの勝点3を、特に昨季負け越したホームゲームで手にすることができるか。

Reported by 板垣 晴朗

開幕時の予想布陣
開幕時の予想布陣

最大の変化は、基本フォーメーションが前年までの4-4-2から3-4-3(3-4-2-1)になったこと。既存の選手と新加入選手の特長を生かし、前年よりも相手陣内でボールを動かすために、渡邉 晋監督は変化を加えた。監督がこのオフにドイツやイングランドを視察して、特に3バックのチームからヒントを得たことも大きい。ここに、これまでのように前線から高い位置でプレッシャーをかける守備などの動きを整理して加え、さらにシステムを機能させられるかに注目したい。

システム変更により、先発メンバーを読むのは昨季までより難しくなった。たとえば、左サイドではドリブラーの中野 嘉大、左右両サイドのできる小島 雅也や蜂須賀 孝治、ルーキーながら多様なキックを武器にする永戸 勝也らが激しい争いを繰り広げている。平山 相太やシュミット ダニエル、クリスランら2月6日時点では別メニューの選手もおり、彼らもコンディションを整えれば先発争いに割って入れるだけの実力を持つ。

2月4日の練習試合・大宮戦では「攻守ともに練習試合・大分戦(1月31日)からの修正ができていいものが出せた」と渡邉監督が手応えを得たように、素早い攻守の切り替えから局面での数的優位を作るランニングも整理されつつある。これからの競争を勝ち抜いた11人が、攻めても守っても、迷いなき連動性を披露することを期待したい。

Reported by 板垣 晴朗

※予想スタメンは2月6日時点のものです。

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